四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ ヤブガラシの実 発見!!   (2022/08/29)

2022年08月30日 | 花 2

ヤブガラシの実を発見しました !!

ヤブガラシの小さい花を撮影する度に、実はいつ出来るんだろうか?と

気になっていましたが、関東地方では実が出来ないと知ってからも

もしかしたら実が出来るかも知れない・・・とついつい探してました。

所が今日は偶然に発見~発見~・・・実を見付けました。

 

上の画像のヤブガラシは何処にで見られる3倍体で実が出来ないそうです。

3倍体の花序は大きく密につきます。 調べて見ましたら、

【結実するヤブガラシは西日本を中心に分布する2倍体で、東日本で

普通見られる3倍体は結実しない】そうです。

 

この画像は横浜の西部で撮影した3倍体のヤブガラシです。

全開した花びら4枚、雄しべが4個、花盤の中央に雌しべ1個。

朝に開花し、午前中には花びらや雄しべが次々に落下すると、

中央の雌しべが大きく立ち上がって来るそうですが、でも実が出来ません。

この皿状の花盤には蜜を求めて昆虫たちがやって来ます。

 

 

この2倍体のヤブガラシの花序はスカスカでした。

 

よく目を凝らして眺めると、覆い被さっているヤブガラシの

中に、いくつもの果実の出来ているのが分かりました。

 

  

葉っぱの比較です、左は3倍体(大きめ)、右が2倍体(小さめ)です。

左の葉は5小葉からなる鳥足状複葉で、この5枚で一つの葉っぱで、

右の2倍体の葉は不規則な複葉です。

 

この青い実は8mm 程で、触ると硬く感じます。

 

上の青い実の縦断面です。中央に仕切りがあり種が入っているようです。

ぶどう科のつる性 多年草。

名前は藪を覆い枯らしてしまう程の勢いがあるのが由来だって。

花弁や雄しべが落下すると、形がロウソクの様に見えるので

「ロウソクバナ(蠟燭花)」とも呼ばれているそうで、

又、「ビンボウカズラ(貧乏葛)」との名前もあるとか。

 

ヤブガラシの実を撮ってしまえば、な~んだこんなもんかと

思いますが、今日発見出来て、ひと安心です。

 

 

 



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