四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ 泉の森 ナラ枯れ 2020

2020年10月06日 | 樹木

【 泉の森のナラ枯れ 】

 

あちらこちらのどんぐりの樹に「ナラ枯れ確認済」の札が掛けられている

樹の足元にはフラスがいっぱい

この木にもフラスが沢山積もっている

【フラスとは:樹を枯らすカシノナガキクイムシが樹に孔道を掘った木くずや糞など混りもの】

ここは「しらかしのいえ」の前のテーブルのある休憩場所

樹に2本のテープが巻かれ「ナラ枯れ確認済」の札が掛かっている

ここは木陰にはテーブルがあるので、休憩場所として多くの方が利用します

しらかしのいえの前の通りからは、ナラ枯れした樹木がはっきりとわかる

大きな樹が茶色くなって枯れている あぁ~ナラ枯れか・・・

山野草園への途中でも枯死して茶色くなっている

クヌギの森へどんぐりを見に出掛けた折も、樹にテープで

ナラ枯れと書かれた札が何本も見掛けた

とても大きな樹が茶色く枯死するのはとても可哀想で耐えがたい

林野庁のHPよりの抜粋ですが、全国ナラ枯れ被害量の推移がグラフ化されている

20年以上も前からナラ枯れ被害が始まっているが H22をピークに次第に減っている

★神奈川県では2017年H29年に6ケ所で240本の被害が初めて確認されたそうだ

ナラ枯れの発生メカニズムは

カシノナガキクイムシが樹体内に産卵し、同時に持ち込むナラ菌により樹木の

導管が目詰まりし、通水障害を起こすためにナラ枯れが発生する

カシノナガキクイムシの雄と雌 大きさは5mm

   

樹体内で成長、羽化した新成虫がナラ菌を付着し

別の健全なナラの個体に移動することにより被害が拡大する

★林野庁のHP「ナラ枯れ被害」には、発生状況、ナラ枯れ発生

メカニズム、ナラ枯れの防除方法等が記されている

★林野庁のHPは こちら

★神奈川県自然環境保全センターのパンフレットは こちら

★ナラ枯れに関連する情報(80件)は こちら

みどり多き森林の大木が枯死するのはとても可哀そうである

駆除や防除は山林故とても大変な事と思われるが駆除願いたい

2020、9、13 泉の森にて