マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

『死を待つ都市』

2016-01-26 | book
『人類が知っている全ての短い歴史 上.下』
ビル ブライソン著、2015年、新潮文庫
の上巻を読んでいるところです。
この本は、今私たちが生きて、ここにいて、
生命を、自然を、宇宙を考えている不思議を
科学の歴史をたどりながら大急ぎではあるけれど、
科学者たちの姿も通して、
とにかく見てみようと試みている本です。
その上巻の終りの方の「足元の炎」の項で、
東京が『死を待つ都市』と呼ばれていることを知りました
大地は動き、揺れ、炎を噴き出しています。
世界中どこでもその可能性がありますが、
特に可能性が高い都市として、東京は世界から『注目』されているのです。
「日本はすごい」などと言って浮かれている場合じゃないことは明白です。
地震の巣の日本列島に原発の再稼働なんてありえない、
というのが世界の常識です。

一つのシナリオが浮かびます。
真っ暗闇の未来。
大地震が起きて、
さらなる放射能汚染が広がり、
人が住めなくなり、
日本人は難民となって世界へ散らばり、
やがて日本列島は世界の放射能廃棄物捨て場となりはてる…

地獄への道ではなく、
違う未来へと続く扉をこじ開けなくてはなりません。
どうすればいいのでしょう。


信じられないほど広い宇宙の、信じられないほど小さな原子が、
ほんの一瞬、信じられないほどの束の間、寄り集まって命を宿し、
あっという間にまた宇宙のチリへと帰っていく。
それは本当に瞬間だけど、
地球上のありとあらゆる場所に命が存在する奇跡、
私が存在する奇跡、
すごすぎて、ただぼぉっとするしかないけれど、
その事実を知りたい、
命の秘密を知りたい、と思って考え続けることこそ、
人と他の動物との違いかもしれません。

この本の上巻は宇宙、惑星、地球について書かれていて、
下巻は生命、細胞、私たちまでの道のり…と続くようです。
下巻を買ってこなくちゃ。









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1 コメント

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宇宙人性善説 (山近 茂)
2016-01-28 17:49:00
確かカール・セーガンだったと思うのですが、地球を侵略する宇宙人はいない。
広大な宇宙を航行する生命体は、公害とか戦争を克服して、科学の力で宇宙に乗り出す。
その意見に私も賛成。

還暦を迎えたので、一日も早く峰子さんに保険金を渡したいのですが、密かに120歳をめざしています。
とりあえず、あと20年。
革命を見届けなければ!
京都市長選に大注目。
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