marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(311回目)脱線: 入り口にたたずむ多くの人の思い

2017-04-04 18:57:07 | 聖書・聖句
 今回は初めにお断りしておきます。
 雑ごとを並べております。何も疑問を持たずキリスト教を信じたいと願っている方はその状態が無論一番ですので混乱しない為にも読まれませんように。あくまで、自分の言葉でイエスのことばを信じようとされる方が、もしその途中で障害になっている事柄があれば、おそらくこの辺もそれに当たるのではないかと思い、それを取り除こうとするためにと思って書いています。
◆僕なりの考えを言いますとイエスが永遠の道を示され、ルターがそれを万民のものにし、そしてまた、カルヴァンが教会制度を作られ・・・多くの弟子たち(現在まで信じて来られ天にも帰られた人々をあえてこのように書きます。尊敬する伝道者や神学者 その他多数・・・)がイエスの証をその人生の中で示してきた(信仰を守り通してきた)歴史があったからこそ(無論、そのプロテスト前の長い時代のよき宣教時代もありますが悪い面は除く?!)は、今の僕らも曲がりなりにも、まだまだではあるけれど平和が築かれてきたと僕は思っているのです。(ベースとして必ずキリスト教はあったということです)
◆先の回にM・ルターの「自由意志」についてのことを書きました。少し偉く脇道に話がずれてきまいそうですが一通りキリスト教というか、パウロさんの言わんとする神の独り子の十字架のこと、そして、一般に流布されている啓示とか三位一体とかを理解したとしても最後に残りそうな課題が、先の人間の「自由意志」のことではないかと考えます。
◆無論、今はその道の路線に載っておられる方は、まったくこのような課題は問題にもされません。多くの信仰の先人たちがおりますが、その方たちは、初めからイエスと自分との関係として会話することばを探されたからだと思っています。(本来は、このアプローチが正しいと思います。例えば教父アウグスティヌスなどの「神の国」や「告白」などはルターもカルヴァンもそして、すべてのキリスト教神学者といわず、現代の信徒もカトリック、プロテスタントも彼から学んでいることの理由です。つまり自己省察から始めている自分の言葉をもったということ。しかし・・・です。すでにこの課題「自由意志」云々については彼のころ既に神学的?課題として上がってきているのですねぇ。人間が自分の言葉を持ち、対等に神と会話しようとするとき、必然的に課題となり湧き上がる・・・)
◆キリスト教ベースの伝統がないところでは、彼に出会うまでが一苦労です。今はネット(youtube)で多くのメッセージも流れ、歴史も勉強することができますね、いろいろ個性が出ておりますけれど。(悪魔の居場所もだんだんなくなってきたぞ。だからというわけではないが、悲惨なとても残念な事件が起こるのは・・・。)
◆しかし、その群れ(信者さんのこと)に加わる責任としてある程度、その組織の不条理な課題が生じたとき、自分も信じてしまったのだから言うこと聞かないといけないぞと後出しじゃんけんで来られると、やっぱり自分の意図して一員になるべきでなかったと、引っ込めることはできないだろうから、それなら初めから失礼な事にもならないし、とても信者にはならない、入り口でたたずんでいた方がいい、後で後悔するよりは、実際、キリスト教でも問題はいろいろ起こしているではないかと・・・正直なところはこれが多くの人々の思いなのではないかと思います。(このブログのきっかけの初めの課題に戻ってしまいますが) 
◆イエスのことばを信じてもらいたい(あえて書きますが自分のことばで戦って獲得して欲しい)と願っている人々にとっては、信じたことは結果に現れるのじゃないかと誰でもが考え、目に見、聞こえることについて、いま、障害に現れているそれは、例えばてっとりばやく言いますと、キリスト教国アメリカにどうしてトランプ大統領のように前後もあまり考えず放言される方が出てこられたのかという疑問です。過去のことをほじくり出せば、僕がこのブログで2回ほど書いた映画”沈黙”-サイレンス- の事について、もっと書けば、十字軍や魔女狩り(焚刑に合われたのは女性ばかりではない)や、今から見ればおかしい出来事についてです。宗教の名において原住民が惨殺されてきた歴史です。不思議と今の神学者の方でもこの辺のまともな考えを僕は読んだことがない。それは、ミイラ取りがミイラにならないために、信者さんになろうとする方々へは不要のことと考えているからでしょうね。イエスの事は書くが、身を隠した悪魔のことについては神がいるなら悪魔もいるのだと積極的に述べる神学者などおりません。
◆今はキリスト教で受難節の期間に当たります。深くイエスのことを自分の言葉で共に学びたいと思います。雑ごとはもう少し続きます。・・・