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観た映画の感想とそれから連想したアレコレ(ネタバレ有)。

ローグ アサシン War / ROGUE ASSASSIN

2008年04月08日 | Weblog
監督:フィリップ・G・アトウェル
製作:スティーヴ・チャスマン
    クリストファー・ペツェル
    ジム・トンプソン
脚本:リー・アンソニー・スミス
    グレゴリー・J・ブラッドリー
音楽:ブライアン・タイラー『ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT』
アクション演出:コーリー・ユエン『トランスポーター』『Xメン』
撮影監督:ピエール・モレル『トランスポーター』『ダニー・ザ・ドッグ』『アルティメット』(監督)
編集:スコット・リクター
出演:
ジェット・リー(ローグ/ヴィクター・ショウ)『ダニー・ザ・ドッグ』
ジェイソン・ステイサム(ジョン・クロフォード)『トランスポーター』シリーズ
ジョン・ローン(リー・チャン)『ラッシュアワー2』
デヴォン青木(キラ)『ワイルド・スピードX2』
ルイス・ガスマン(ベニー)『トラフィック』
石橋凌(シロー・ヤナガワ)『犯人に告ぐ』
ケイン・コスギ(ヤクザ)『ゴジラ FINAL WARS』
テリー・チェン(トム・ローン)『スネーク・フライト』
2007/米/103min. ☆☆☆☆
 今、最もキレのあるバトル・アクションを繰り広げている『トランスポーター』のジェイスン・ステイサムと『HERO』のジェット・リー夢の競演がついに実現しました。全米では"WAR"(国際タイトルは"ROGUE ASSASSIN")として公開し、日本では邦題を『ローグ アサシン』として公開。エミネムや50セントのミュージックビデオを手がけるフィリップ・G・アトウェルが長編映画初監督に挑戦し、リアルな格闘シーン満載の作品に仕上げました。そして緊迫のサスペンスを彩る脇役陣には『ラスト・エンペラー』のジョン・ローン、『シン・シティ』のデヴォン青木、『トラフィック』のルイス・ガスマンなどの演技派が集結。日本からは『THE JUON/呪怨』の石橋凌、『D.O.A.』のケイン・コスギが参加して謎に彩られた究極のバトル・シーンを展開します。アメリカで暗躍するアジア系裏社会組織に雇われた殺し屋にジェット・リーが扮し、FBIのジェイソン・ステイサムと壮絶な闘いを繰り広げます。殺し屋の真の目的が明かされる驚愕のラストも見逃せません。
 FBIアジア系組織犯罪捜査科のクロフォード(ジェイソン・ステイサム)とトムは悪名高い伝説のコロし屋ローグを追い詰め銃撃する。しかし数日後、トムと彼の家族は“幽霊”と称される殺し屋のローグ(ジェット・リー)に惨殺され、トムの家は焼け落ちる…。三年後、クロフォードの宿敵ローグがサンフランシスコのヤクザ街に姿を現し、チャイニーズ・マフィアと日本のヤクザの抗争を複雑にかき回して激化させる。伝説の殺し屋‘ローグ’とは何者なのか。
 ジェイソン・ステイサムとジェット・リーの競演とおかしな日本描写が満載と言うことで楽しく観れます。欲を言うならリーとジェイソン二人の絡みがもっと有っても良かったし、銃撃戦などよりも体技を駆使した格闘戦をもっと増やして欲しかったです。それとケイン・コスギの扱いが少し可愛そうでした。完全に脇役で、役名が“ヤクザ”って…。リーとのバトルも有るには有るけど他の子分より格闘技ができる程度という設定で良い所も無くあっさり負けちゃいます。ケインが輝いていたのは前半で石橋凌と刀で稽古してるところ位かな。デヴォン青木は石橋凌の娘役で“姉御”だそうです。これって彼女じゃなくてもいい気がします。彼女のキャリアの割に出番も少ないし重要性もそれ程無かったので。ただ、ラストでのローグの正体はビックリします。前半ではローグの顔は全然見せなかったし、彼の素顔が見えるようになってからは何かクロフォードの相棒役テリー・チェンとその家族を惨殺した本人とは思えませんでしたが。ヤクザ達に何らかの恨みを持っていた彼が二つの勢力を利用して共倒れにさせて個人のリベンジを果たそうとしていたように見えていたので、それなりの推測は立ったんですが。
 ヤクザや日本にたいする描き方は相変わらず笑いを振りまいてくれてます。今では日本の映画もアメリカで公開されているのに未だにおかしな日本で笑いを取ろうとするのは「古くさい」と思います。ジャパニーズ・ヤクザが使う武器が日本刀ではなく中国の京劇小道具だったり、日本語が変だったりもします。場違いな四文字熟語の屏風や垂れ幕など、石橋凌は日本ではヤクザ映画等に出演してるのだから、これは違うよとか指摘すればいいのに、今後のためにおとなしくしてたのでしょうか。でも私は最後に驚いたから楽しめました。


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