mapio's STREETS OF MOVIE

観た映画の感想とそれから連想したアレコレ(ネタバレ有)。

ポセイドン POSEIDON

2007年03月24日 | Weblog
監督: ウォルフガング・ペーターゼン
製作: ウォルフガング・ペーターゼン  
マイク・フレイス
アキヴァ・ゴールズマン
ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮: シーラ・アレン ケヴィン・バーンズ ジョン・J・ジャシュニ ベン・ウェイスブレン
原作: ポール・ギャリコ
脚本: マーク・プロトセヴィッチ
撮影: ジョン・シール
美術: ウィリアム・サンデル
衣装: エリカ・エデル・フィリップス
編集: ピーター・ホーネス
音楽: クラウス・バデルト  
出演: カート・ラッセル (ロバート・ラムジー)
ジョシュ・ルーカス (ジョン・ディラン)
ジャシンダ・バレット (マギー)
リチャード・ドレイファス (リチャード・ネルソン)
ジミー・ベネット (コナー)
エミー・ロッサム (ジェニファー・ラムジー)
マイク・ヴォーゲル (クリスチャン)
ミア・マエストロ (エレナ)
アンドレ・ブラウアー (ブラッドフォード船長)
ケヴィン・ディロン (ラッキー・ラリー)
フレディ・ロドリゲス (マルコ・バレンタイン)
カーク・B・R・ウォーラー (レイノルズ)
ステイシー・ファーガソン (グロリア)
ケリー・マクネア (エミリー)

2006/米/1h38m  ☆☆☆

 72年に製作されたパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」を、「Uボート」「トロイ」「パーフェクト ストーム」等のウォルフガング・ペーターゼン監督が最新の映像技術を駆使してリメイクしたスペクタクル大作。主演は「エグゼクティブ・デシジョン」のカート・ラッセル と「メラニーは行く!」のジョシュ・ルーカス。「ポセイドン・アドベンチャー」当時の特撮技術では表現不可能だった部分がCGにより可能になり、最新の画像加工技術を取り入れることによって臨場感を与える作品に仕上がっていますが、その分極限状態での人間ドラマの描写が手薄になっている感があります。 第79回アカデミー賞では視覚効果賞のみノミネートされました。
 大晦日の夜に北大西洋を航行中の豪華客船“ポセイドン号”の広大なボール・ルームには大半の乗客が集まり、ニューイヤー・イブの祝宴が華やかに催されていたが、まさに新年を迎えようとしたその瞬間、突如大津波がポセイドン号を襲い、船は瞬く 間に船底を上に向けて完全に転覆してしまう。4000人の乗客の多くが一瞬にして命を失い、天地逆転したボール・ルームに残る僅か数百名の生存者達に船長は救助が来るまでこの場に止まるよう命じるが、プロギャンブラーのディランが自らの直感を信じて一人脱出を企てたのをきっかけに、後に続く乗客達も少数現れます。一方、前NY市長のロバートも、別の場所に恋人といる娘ジェニファーを捜すため、ディランと行動を共にするのだったが…。
 映画のメインはボール・ルームから抜け出したグループのみのドラマです。冒頭、あんなに沢山いた人達をもう少し上手く使い分けて船内各所での個々のドラマを繰り広げたら面白みが増した気がします。ペーターゼン監督はその力量がある人と思って期待していたのですが…。華(?)として歌手グロリア役で昨年ブラック・アイド・ピーズからソロ・デビューした“ファーギー”ことステイシー・ファーガソンが歌っております♪