監督:クライヴ・バーカー
原作:クライヴ・バーカー
脚本:クライヴ・バーカー
製作:ジョアン・セラー
出演:スコット・バクラ(ハリー)
ケヴィン・J・オコナー(スワン)
ファムケ・ヤンセン(ドロシア)
バリー・シャバカ・ヘンリー(ドブラー医師)
1995/米/2h1m ☆☆☆★
原作者クライヴ・バーカー自身が監督したハードボイルド・ホラー。1982年、モハーベ砂漠。 少女を救い出すため、スワン(Kevin J. O'Connor)たちは、魔術師ニックス(Daniel von Bargen)が支配するカルト集団の棲む館を目指していた。 スワンはあやうく魔術師ニックスに心を奪われそうになるが、囚われていた少女が放った銃をきっかけに魔術師ニックスを倒すと、彼の頭に魔力を封印する拘束具(「羊たちの沈黙」のレクターが装着してたのを彷彿するような)をつけ土に埋めた。―13年後、ニューヨーク。しがない探偵ハリー(Scott Bakula)の元へ、ロスに逃げた保険金詐欺男の消息を調査する依頼がくる。 男を追ってロスに向かったハリーは、男が入り込んだ占いの館で、占い師が今しも殺される場面を目撃する。 殺された男は、クエイド(Joseph Latimore)といい、あのスワン達の仲間の1人だった。 そんな事は全く知らない探偵ハリーは、警察に殺害状況を説明する。今は有名なマジシャンとなったスワンの妻ドロシア(「ザ・グリード」のFamke Janssen。エッチっぽいカッコが似合う。)は、この殺人事件の新聞記事に映っていた探偵ハリーを訪ね、1日5000ドルの約束で契約をかわす。まずドロシアは、その日の夜行われるスワンのショーに探偵ハリーを呼んだ。 そしてショーが開始される。順調にすすむかに思われたショーだが、上空から落ちる剣をかわす演出で、スワンはかわすことが出来ず串刺しになり死んでしまう。その時、探偵ハリーはあの占い師を殺した犯人たちを目撃、格闘の末1人を倒したのだが…。
イギリス出身の監督、クライヴ・バーカーは子供の頃からファンタジー小説ファンで十代から執筆を始めます。恐怖小説を書き、それらは『血の本』としてまとめられ、33歳の時に世界幻想文学大賞を受けました。そして85年から「アンダーワールド」「ロウヘッド・レックス」と映画脚本を書くが出来映えに満足出来ず、翌年に自身の中編小説『魔道士』を原作とした「ヘルレイザー」で監督デビュー。「ヘルレイザー2」では製作側にまわり、90年に自著『死都伝説』に基づく、異形の者達を描いた「ミディアン」をデーヴィッド・クローネンバーグを悪役に起用して監督。そしてこの監督三作目となる「ロード・オブ~」でバーカー・ワールド完成と言った感じです。はっきり言って趣味の合わない人は世界観が違い過ぎて全然面白くないタイプの映画です。でもクライヴ・バーカーは学生時代からも含めると、原作が二十作品近くも映画化された文学・映画両面の才能がある天才だと思います。
原作:クライヴ・バーカー
脚本:クライヴ・バーカー
製作:ジョアン・セラー
出演:スコット・バクラ(ハリー)
ケヴィン・J・オコナー(スワン)
ファムケ・ヤンセン(ドロシア)
バリー・シャバカ・ヘンリー(ドブラー医師)
1995/米/2h1m ☆☆☆★
原作者クライヴ・バーカー自身が監督したハードボイルド・ホラー。1982年、モハーベ砂漠。 少女を救い出すため、スワン(Kevin J. O'Connor)たちは、魔術師ニックス(Daniel von Bargen)が支配するカルト集団の棲む館を目指していた。 スワンはあやうく魔術師ニックスに心を奪われそうになるが、囚われていた少女が放った銃をきっかけに魔術師ニックスを倒すと、彼の頭に魔力を封印する拘束具(「羊たちの沈黙」のレクターが装着してたのを彷彿するような)をつけ土に埋めた。―13年後、ニューヨーク。しがない探偵ハリー(Scott Bakula)の元へ、ロスに逃げた保険金詐欺男の消息を調査する依頼がくる。 男を追ってロスに向かったハリーは、男が入り込んだ占いの館で、占い師が今しも殺される場面を目撃する。 殺された男は、クエイド(Joseph Latimore)といい、あのスワン達の仲間の1人だった。 そんな事は全く知らない探偵ハリーは、警察に殺害状況を説明する。今は有名なマジシャンとなったスワンの妻ドロシア(「ザ・グリード」のFamke Janssen。エッチっぽいカッコが似合う。)は、この殺人事件の新聞記事に映っていた探偵ハリーを訪ね、1日5000ドルの約束で契約をかわす。まずドロシアは、その日の夜行われるスワンのショーに探偵ハリーを呼んだ。 そしてショーが開始される。順調にすすむかに思われたショーだが、上空から落ちる剣をかわす演出で、スワンはかわすことが出来ず串刺しになり死んでしまう。その時、探偵ハリーはあの占い師を殺した犯人たちを目撃、格闘の末1人を倒したのだが…。
イギリス出身の監督、クライヴ・バーカーは子供の頃からファンタジー小説ファンで十代から執筆を始めます。恐怖小説を書き、それらは『血の本』としてまとめられ、33歳の時に世界幻想文学大賞を受けました。そして85年から「アンダーワールド」「ロウヘッド・レックス」と映画脚本を書くが出来映えに満足出来ず、翌年に自身の中編小説『魔道士』を原作とした「ヘルレイザー」で監督デビュー。「ヘルレイザー2」では製作側にまわり、90年に自著『死都伝説』に基づく、異形の者達を描いた「ミディアン」をデーヴィッド・クローネンバーグを悪役に起用して監督。そしてこの監督三作目となる「ロード・オブ~」でバーカー・ワールド完成と言った感じです。はっきり言って趣味の合わない人は世界観が違い過ぎて全然面白くないタイプの映画です。でもクライヴ・バーカーは学生時代からも含めると、原作が二十作品近くも映画化された文学・映画両面の才能がある天才だと思います。