mapio's STREETS OF MOVIE

観た映画の感想とそれから連想したアレコレ(ネタバレ有)。

ストラングラー/猟奇マザコン絞殺魔 DAVITELJ PROTIV DAVITELJA

2006年05月14日 | Weblog
監督/脚本:スロボダン・シャン
脚本:ネボイシャ・パイキッチ
音楽:ブック・クレノビッチ 
出演:タシュコ・ナチッチ
   スルジャン・シャベル
   ニコラ・シミッチ
   ソンヤ・サビッチ
1984/ユーゴスラヴィア/1h33m. ☆☆☆★

ユーゴスラビア産の異色のブラック・ユーモア溢れるホラー映画(?)。英語では「STRANGLER VS.STRANGLER」となっています。デビュー作「歌っているのはだれ?」でジョルジュ・サドゥール賞をはじめ多くの国際映画賞を獲得したユーゴスラヴィア映画界の俊英スロボダン・シアン監督が放つ恐怖?爆笑?のアブナイ秀作。ベオグラードの街頭でカーネーションを売って生計を立てる体重120キロ、身長190センチの心優しい独身中年男が、ズボンを穿いた女性に花の悪口を言われると感情が爆発、花を馬鹿にした相手を次々と締め殺してゆく。だが、彼の心と交感したロック歌手スピツルが、『ベオグラード絞殺魔』という曲を発表して大ヒット。曲の内容が自分のことだと知った中年男は、曲に惹かれて13日の金曜日にロック歌手のコンサート会場に行くが…。一見、引いてしまいそうな邦題だが、ソニービデオから発売されてて興味半分で観てみたら拾い物だった一編。


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