記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

新造船が就航した「鬼ヶ島」こと女木島、1950年代の「鬼ヶ島遊覧御案内」

2021年03月01日 22時51分49秒 | 昭和の観光学

瀬戸内海の女木島・男木島と高松港を結ぶ航路に23年ぶりの新造船就航というニュースをみて、女木島の別名「鬼ヶ島」の観光パンフレットと鳥瞰図を思い出しました。

「鬼ヶ島」行きの23年ぶり新造船は“しましま”に 新「めおん」2月末デビュー

パンフに掲載されている鳥瞰図は、吉田初三郎の高弟・寺本左近(本名:郷史)の作品です。「鬼ヶ島遊覧御案内」は印刷時期の記載はないものの、仕様から1950年代後半の「パノラマ総天然色」全盛時代のモノ。

以前も何度か本ブログに書きましたが、香川県豊島出身の寺本は初三郎の工房から独立後の1950年代に、高松や小豆島などの香川県内や対岸の岡山県の作品を描きました。福山市や小豆島などに絹本肉筆画も遺っています。

2021年1月に刊行された一般財団法人みなと総合研究財団広報誌「みなと総研」最新の特集「アートでにぎわう瀬戸内のみなとまちづくり」に沿った私のテーマ寄稿文「吉田初三郎と瀬戸内海」では、寺本左近の「観光の高松」も紹介しています。サイトからPDFファイルで閲覧できるようなので、ご興味ある方はバックナンバーと合わせてご覧ください。

ひょっとすると寺本左近の絹本肉筆画も現地にあるかもしれません。コロナが収束したらぜひ女木島を訪問し、鬼ヶ島洞窟にも行ってみたいと思ってます。

 

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