五月の爽やかな空を呼び戻したかのような昨日、3月に亡くなった友の墓参りに。
亡くなった友と同期の友人、いつもの友と私の3人。
入社は3年間の間隔があるとはいえ、初任職場での仲間だから一緒の行動も多かった。
いつもの友と私は金沢文庫で待ち合わせ、友が眠る龍華寺まで歩く。
ゆるゆる20分くらい歩く。
亡くなった友と同期の彼女はすでに龍華寺で待っていた。
友はお墓ではなく納骨堂に納められている。
8年も先に逝って、時期を待っていたご主人と一緒に仲良く二つ並んでいた。
位牌も二つ並んでいた。
旅先でのスナップ写真は、ご主人がいつも彼女の肩に手をまわしているから、
私たちは「なにこれ、あなたたちこんなことするの」なんて冷やかしていた。
すると彼女は「えっ当たり前じゃん、あなたたちはしないの?
そっちの方が信じられないわ」と、さんざん惚気ていた。
その二人がようやく並んでいっしょにいるのだから、友としての淋しさ切なさより
ほっとした安堵の気持ちがわいてきてそっと手を合わせた。
お参りを済ませ、龍華寺を後にしてからは金沢八景駅まで歩いた。
八景駅近く。
平潟湾 釣り船
亡くなった友と同期の彼女とは5、6年ぶりくらいに会ったわけだが
そこはそれ、皆つるんで若気の至りエピソードが満載だから思い出話に花が咲いた。
その中の一つ。20代前半に今日の4人で佐渡観光に来た話。
外海府で岩から岩への短い間を泳いで渡ることになって。
亡くなった友と私はすでに泳ぎ(ってほどの距離ではないの)渡って岩で待っていたの。
次に泳ぎ始めたいつもの友が途中でおぼれて沈んだわけよ、だと我らは今日まで思っていたの。
ところが今日あった同期の彼女が、
「あなた、私につかまったから私も一緒に沈んで底まで行ったのよ。底まで行くと
浮かぶんだと思ったわよ」
と新事実を披露。いやあ驚いた、記憶っていい加減ね。もちろんお腹抱えて笑ったわ。不謹慎。
琵琶島神社
平潟湾 シーサイドライン
映画「釣りバカ日誌」のロケ地はここよ と教えてくれた
八景駅でお別れして。
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