まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

シニア男性 活躍す その2

2019-04-23 08:48:30 | くらし

 

バスを降りて歩いて行かれる86歳男性のお一人暮らしの日常生活に想いを馳せていると、
もうひとりのお隣の男性が声をかけてきた。

「さっきの人が86歳と言ってたけれど、私は83歳なんですよ。
私も歩いていたけれど、足を悪くしてこの頃は歩けないわ。重い物も持てないから、スーパーで買い物すると
運んでもらってるよ、3000円以上買うと無料でしょ」
この方。

毎朝5時半に起きて朝食を作っているんですって。そして奥様に食べさせているんですって。
えっ?!私も作っていただきたいと思ったけれど、口には出さない、危うく出しそうになったけれど。
18年間、毎朝作って食べさせているそうだ。
「病気と更年期が一緒になって作れなくなったんですよ。それが今じゃあ起きてこないからね」

そしてその後、小学生の通学路の見守り隊で通学路に立ち、
ときどき私もお邪魔する環状2号線が見える公園のボランティア活動をするそうだ。
「若い者に譲りたいけど出てこないよ、ほんと言うと自分の健康のためにいいのにね」
とおっしゃっていた。
自分だけの楽しみに明け暮れている我が身を省みて、忸怩たるものがあるけれど、
それとこれとは別でとても真似できない。

バスの中を見回しながら、
「見てごらんなさい、女性が長生きするのはこうやって毎日買い物に出かけて刺激を受けているからだよ。
男もやらなきゃ、いずれどちらかが残るんだから、そん時困るでしょ」とも。

どちらかが残るかか、と考えてぼんやりしていたら、
「次で降りるんでしょ」
とシニア男性氏が降車ボタンを押してくれた、あらまあ。



この日私「また買い物か、毎日変わり映えなくていやンなっちゃうな」なんてちょっとぐれていたの。
それが、めったにない人生大先輩の男性お二人とお話できて、大いに刺激を受けて考え直したわけよ。

コメント (2)
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