チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

食パン フランスパン

2018年04月30日 04時28分34秒 | パン

曇、19度、70%

 毎朝、自分のために小さなバゲットを焼くようになって9ヶ月ほどが過ぎました。ただ、焼きたてが食べたい一心です。酵母に小麦粉、お塩とお水のシンプルな組み合わせのバゲットです。小麦粉の味、お塩の味がよくわかります。毎日焼くバゲット。毎日表情が違います。この数ヶ月は毎朝、そのバゲットをTwitterに記録のために写真のみ載せています。

 9ヶ月ですから、暑い時から気温が0度近くまで下がった真冬もありました。仕込みの水の温度も変えます。発酵時間も気温に応じて変えます。一晩近く長い時間をかけ発酵させるパンの味は格別です。しかも今の日本は小麦粉が豊富です。日本産の小麦の小麦粉、フランスから入ってくる小麦粉、アメリカやカナダの小麦粉、面白いくらいその違いがあります。

  昨日焼いたこちらは、フランスの小麦粉とアメリカの小麦粉を配合してみました。アメリカの小麦粉を入れるとぷっくりと膨らみます。 切ると中のクラムはこんな感じです。クラストの薄さやパリッと感も小麦粉によって違います。 

  一昨日のフランスパンです。フランスからだけの小麦粉を使いました。大きくウェッジが立ったクープが中のクラムの気泡を作ります。 朝ごはんはこのパンにくるみのオイルを浸していただきます。

 主人が香港から帰って来ています。また香港に戻る時には食パンを持って帰ってもらいます。久しぶりに焼いた食パンです。プルマン型に入れ蓋をして焼く食パンです。角が出るように焼けるまでに数年かかりました。酵母は生きていますからパンを焼く時は、気温、湿度を配慮することに変わりはありません。昨日の朝ごはん、久しぶりに自分が焼いた食パンを食べました。思わず、「おいしいわ。」と漏らします。フランスパンとは違ってバターやミルクも入ります。焼き上がりの家の中の匂いは格別です。

 誰からも習うことなく30数年作り続けて来たパンです。たくさんの失敗がありました。決して捨てずに、その時、その時一緒にいた我が家の犬たちと食べました。特にモモさんは朝パンとコーヒーを持ってPCの前に座る私の後を悲痛なまでの鳴き声で追いかけました。「早くください。」と言っています。

 食パンとバゲットは私にとって基本のパンです。毎朝 焼きたてのバゲットを食べられることは幸せです。凹みそうになる失敗もたくさん、へこたれないから少しづつ続けて来ました。手のひらの下で弾むようなパンの生地は気持ちを穏やかにしてくれます。さて、今朝はバゲットにしようか?食パンにしようか?小さなバゲットは主人にあげて食パンにしましょう。これからも毎朝パンを焼きます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モモさんが逝って、一年が経... | トップ | 5月のテーブルクロス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿