晴、15度、88%
7年前、この家に海外から戻って来ました。私の生まれ育った家です。この土地を離れて42年ぶりのことでした。帰国前、家と庭の改築をしました。大きな木を数本伐り、残した木も私より高齢な木です。立春に家に入りました。庭は真冬の何もない庭でした。その年の桜が散った頃、香港から連れて来たモモが逝きました。庭には大きなタンポポが一本だけ咲いていました。モモを亡くした悲しさは大きく、やっとの思いで庭づくりを始めました。四面ある庭、どこからどのように手を付けていいものか?出来ることから少しづつ始た庭づくりです。
一番目に付くのはフェンスも塀もない表の道に面した庭です。古木の紅葉がポツンと立っていました。その足元が寒々としていました。手始めにご近所の庭の見様見真似で春の花の寄せ植えを置きました。秋になればまた秋の花の寄せ植えです。寄せ植えを3つほど作るだけでかなりの出費でした。「はて?どうしよう?」そこで多年草を植えることにしました。
植えたのは「マーガレット」「デージー」「ガザニア」、彩とこんもりと繁るようにと植えました。7年目の今年が一番根の張りがよく、大きく紅葉の根元を飾っています。 「オステルマム」「メネシス」も後から足しました。紅葉の根本だけでなく、家沿には、ラベンダーが三本植っています。 これまた大きくに成長しました。この花たちは5月下旬ごろまで咲き続けます。そして夏になると瓶にある「布袋草」が可憐な花を咲かせます。
草むしりをしていると道行く人から「綺麗ですね。」と声をかけていただきます。7年間の甲斐がありました。梅雨前には燐家との境の「紫陽花」が咲き始ます。一角には「いちじく」が小さな実をつけ始ています。
多年草といえども数年すれば枯れます。その都度手を加えるだけです。家の顔である表の庭、大きく茂れば剪定もします。この先どう変わっていくのか?自分が作る庭が楽しみです。