チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

桃の節句に届いた小包

2022年03月04日 | 日々のこと

晴、6度、70%

 「真奈さん、明日、生菓子が届きますよ。」とメールをもらったのは3月2日、「明日って、お雛様、きっと和菓子に違いない。」とおやつを食べないで待ちました。郵便屋さんが持ってきてくれたのは、和菓子にしては大きな小包でした。

 彼女からの小包はいつも玉手箱のようにいろんな物が入っています。和菓子は奈良の「糊こぼし」、東大寺のお水取りの行事にまつわる椿の形のお菓子です。毎年欠かさずこの時期に頂戴します。 はっと目を引く色使いの「糊こぼし」はお水取りの時は和紙で作られ寺を飾るそうです。 この絵馬は「糊こぼし」を描いたものです。彼女のお父様のお知り合いの方が描かれたもの、なんと素敵な絵馬でしょう。早速、主人のベットの枕元に飾りました。

 お菓子をパクパクと口に運びながら、荷物を開けると、 缶好きな私のためにオードリーのチョコ缶です。まだ中身が入っているのに「さて、缶を何に使おうか?」そればかり考えます。珍しいおみかんも入っていました。

 でも一番嬉しかったのは、 大阪中之島美術館のパンフレットです。このパンフレットは箱を開けたとき一番上に乗っていました。佐伯祐三の「郵便配達夫」、この絵が寄贈されたことがきっかけで作られた大阪中之島美術館のオープニングの展示会です。大阪出身の佐伯祐三の作品が多数所蔵されています。私が佐伯祐三を好きなこと、そんな小さなことを覚えてくれている友人がいることが昨日の一番の喜びでした。

 小包の中は友人の気持ちがいっぱい詰まっていました。その気持ちは私を元気付けてくれます。私よりひと周り以上若い友人です。若い友人からたくさんのことを教えてもらいます。いつもありがとう。お雛様の日の心こもった贈り物でした。

コメント
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