チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

60歳以上 65歳以上

2021年02月14日 | 自分ごと

晴、14度、86%

 先月末、市立美術館の所蔵物の展示を見に行きました。入り口で入場券を買い求めます。「二百円です」とお姉さん。200円を小銭入れで探していると、「65歳以上の方は割引です。」とお姉さん表情一つ変えずにおっしゃいました。私一瞬「?」そうか65歳以上に見えたのねと「いいえ、65歳以上ではありません。」と膨れて返事をしました。館内に入り、65歳にこだわった自分がおかしくなりました。私はあとひと月で64歳の現在63歳です。大雑把にまだ70歳には間がある60歳以上だと自分を思っています。展示物を見て出る折、入場券のお姉さんに「お世話になりました。」と声をかけました。私の様子で不快な思いをさせたくありません。やはり表情一つ変えずに座っていました。

 一年ほど前、映画館に行きました。小さな映画館です。切符売り場には背の高いお兄さんがいました。千五百円を手にして切符売り場に並びました。ここにはスタンプ券があります。いっぱいになると1回、無料になるそうです。千五百円とスタンプ券をお兄さんに出しました。「60歳以上なら割引がありますよ。」「はい!60歳以上です。」と私。62歳の時のことです。お兄さんスタンプ券の隅に小さなハンコを押してくれました。「これで次からいつでも割引でご覧になれますよ。」嬉しくてステンプ券を大事にしまいました。

 65歳以上、60歳以上、考えてみればたいした差があるわけではありません。でも映画の時は喜んだシルバー割引が美術館ではムッとしてしまいました。最近では咄嗟に自分の年齢が言えません。西暦に置き換えて引き算しようとすると、今年が西暦何年かこれまた咄嗟に出て来ません。やれやれです。

 年齢を隠すつもりはありません。それでもこのちょっとした表現の差「60歳以上か65歳以上」に引っかかってしまいました。「これも女心かな?」

 60歳以上のハンコを押してもらって以来、コロナが怖くて映画に一度も行っていません。スタンプ券を持って映画館に行く日が楽しみです。

コメント
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