チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ビーワックス

2020年09月26日 04時00分16秒 | 日々のこと

曇、22度、84%

 我が家の家具は「みずめ桜」の木からできています。木製ですから水拭きが基本です。乾燥を防ぐために水拭きをしなくてはなりません。家にあるのはほとんどがこの民芸家具です。結婚当初から使っている物は40年を過ぎ、父母から受け継いだ物は70、80年の古い家具ばかりです。木の家具は使い込むといい艶を持ちます。ところがそれも30年ほどまでのことで、そこを過ぎるとやはり古く見え始めます。傷もつきました。水シミなどもついています。そこでオイルワックスをかけました。長く使っていたのはアメリカ製の「OLD ENGRISH」という松から取ったオイルのワックスでした。「OLD ENGRISH」はありがたいことに香港でも売っていて長く愛用しました。帰国後どこを探しても「OLD ENGRISH」が見つからないので、安い椿油を使いました。 

 「蜜蝋ラップ」をご存知ですか?使い捨ての「ビーニールラップ」の代わりに繰り返し洗って使える「蜜蝋ラップ」というものがあります。 市販品もありますが自宅でも作れるというので調べている時に蜜蝋から作られた「ビーワックス」家具磨きを見つけました。お値段も手頃です。早速送ってもらいました。

 「蜜蝋」は蜂の巣です。ろうそく作りにも使われている原料ですので固形です。 40年を越した座卓のテーブル面に塗ってみると、 傷やシミは隠せませんが木目がしっかりと地味な艶を取り戻しました。「OLD ENGRISH」や「椿油」の艶とは違います。匂いはかすかにオーツ麦のような匂いがします。座卓の表面を触っていて気付きました。液体ではないのでべたつきません。これは大助かりです。ツヤツヤではないもののしっとりした艶が戻ってきました。

 6年前の改築中に倉庫に預けていた家具たちはカビを付けて帰って来ました。カビ取りやホコリ落としに市販のスプレータイプの家具磨きも使いましたが、思うような結果が得られませんでした。3年経ってカビの匂いも消えました。たくさんの家具です。ゆっくり少しずつ「ビーワックス」で艶を出してやろうと思います。お正月を整った家具と迎えることができそうです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする