大雨、25度、84%
レモンの木に青い実がたくさん付いています。今年は数えきれないほどです。もちろん嬉しい!でもこんなにたくさんのレモンを持ち堪えるほどの立派な木ではありません。まだ4年の若木です。そこで、思い切って摘果することにしました。
「レモンの摘果」を調べると葉25枚に対して1個の割合で残すのだと書かれています。いちいち葉の枚数を数えるわけにはいきません。適当に小ぶりなものにハサミを入れました。 青レモンの香りは熟れる前よりもはかなく爽やかです。さて何か作らなくては。
トマトの茎の上の方が風で折れました。そこに付いていた青トマトも2房あります。 全部合わせて「チャツネ」を作ることにしました。「チャツネ」はインドカレーと共に食べる、箸休め、お漬物です。昔のカレーに赤い「福神漬け」が付いていたのはこの「チャツネ」が起源だと何かで読みました。とっても甘くちょっぴり辛い「チャツネ」はマンゴー、りんご、タマネギで作られるのが一般的です。
ちょうど梅雨時のスパイスの整理も兼ねます。 「オールスパイス」「ガーダモン」「グローブ」を砕きます。 外殻を外した「ガーダモン」は潰さずとも甘い香りを発しています。大まかに粗く潰して、生姜、蜂蜜で炊きます。 お砂糖でもいいのですが、蜂蜜のほのかな甘さを選びました。火にかけたらある程度煮詰まるまで炊きます。家中レモンとスパイスの香りでいっぱいです。
火にかけたのであの綺麗な緑色が褪めてしまいました。このまましばらく置くとぐっと味が落ち着くと思います。蓋をする前に一切れ味見を。ほろ苦く爽やかな「青レモンのチャツネ」です。甘さを控えています。カレーのお供より冷たいウォッカに浮かべて飲みたいなあ、と頭の中で思い描きます。