チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ぽち袋

2015年01月04日 | 日々のこと

晴れ、14度、88%

 お正月の3日目、香港は普通に動いています。深圳から知人が一家を引き連れて、オーシャンパークへやって来ました。奥さんは中国人、可愛い女の子二人に恵まれています。こうして、香港に子供連れで気楽にやって来れるようになったのは、ごく最近のことです。一晩香港に泊まるというので、久しぶりに夕飯を一緒にすることにしました。一日オーシャンパークで遊んだあとです。疲れているだろうと、ホテルの近くで夕飯を取ることになりました。女の子たちに会うのも久しぶり、朝からウキウキする私です。お正月ですからね、お年玉をと思い、ぽち袋を引っ張り出してきました。

 ちょっとした心付けやお金の受け渡しの時に重宝するぽち袋です。裸のお金の遣り取りをしない、紙に包む、袋に入れる、大切な習慣だと思います。ここ香港も、旧正月になるとお年玉のような「利是」の習慣があり、真っ赤な袋に入れて渡します。この利是袋、お安く沢山売っています。日本ののし袋とは違います。どちらかというとぽち袋に近い感覚です。昔は、旧正月になると空になった利是の赤い袋が道端に舞っていました。ポイ捨てがお得意な香港人の成せる技です。

 30年近く前香港に来る時に、家財道具や本などと一緒にぽち袋やのし袋も荷物につめました。「利是」の習慣があることを知りませんでした。日本人だから、ぽち袋でと思っても、こちらの人には袋より中身のお金が問題です。そんなわけで、ぽち袋は使う機会が少なく、当時のものも未だに手元にあります。見出し写真の江戸上一のものなどもその一つです。ぽち袋よりやや小さめのドル袋とも呼ばれているものです。

  こちらは最近求めたいせ辰のドル袋。 いせ辰のぽち袋。一番上の駒の絵のものは、30年近く前のものです。実際に使うために求めたぽち袋ですが、その意匠を眺めるために時には額に入れることもあります。最近求めたものより昔のものの方が、遥かに素敵です。しかも、紋章の名前まで裏書きされています。駒の絵は、「春駒」。見出しの右は「三ツ連ノ帆」、左は「亀甲扇」。

 ごく最近買い求めたぽち袋、型押しの  この4種類。アクリルの写真立てに入れて飾ってあります。

 さて、あまり子供向けのぽち袋がありませんね。上の女の子は9歳です。はて、一体いくらぐらい入れるのがいいのかしら。これまた、日本を離れて永いので、お年玉の相場すら知りません。しかも、今日には深圳に戻る子供たちに、香港のお金を上げてもね、と迷います。結局、買い置きの可愛い小物をプレゼントすることにしました。

 ぽち袋、お金の受け渡しばかりではありません。先日は、花の種が入っていました。ものを差し上げる時、こんな小さなところにまで気遣いが出来るといいなと思います。

コメント
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