布と紐

残暑厳しいけれど、外を歩くようにしている。気になるのは、国立駅周辺の電信柱や街灯などに５ｍおきにぶらさがる布。オリンピック誘致の宣伝だ。一体誰がぶら下げてるのだろう。お金は東京都民税から出てるのかしら？もったいないなぁと思う。

これと同じ位の大きさの、インテリア用の布サンプルが一枚１００円で売っていた。２枚と同じ柄はなく、北欧風、和風、南欧風と、色鮮やかで、ミルクをみつけた猫みたいにむしゃぶりついて買ってしまった。たくさん。。。
防水のはポーチに、綿麻のは巾着に、地厚なのはトートやランチョンマットに、と、夢ふくらみワクワク。帰って水につけてべったりついた紙をはがす作業。４時間もかかるけれど、こういうことが苦にならず、幸せなのがわたくし。連れ合いに「こんなひとばかりなら、世界は平和だよね」とゲラゲラ笑われた。

さて、誰も見ることもなく（多分）感銘を受けることもないだろうオリンピック誘致の布。雨ざらしでいつか汚れ、撤去の作業に人手も必要で、きっと捨てられる。
なにも印刷しないでわたしにくれれば、縫い合わせてシーツにでもしたのにね。
もったいないなぁ。