小さな日記

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修行

2009年07月31日 | 映画
息子がスパゲティーを希望したので、夏野菜とシーフードのペペロンチーノを作った。汗びっしょりかいて、出来上がり素早く母に届け、息子に盛り付けたら、どっと疲れて自分の食欲は失せてしまい、しばらく休んでいた。すると、食べ始めた息子が「これは、すごく美味しい。今まで食べたどこの店のペペロンチーノよりも美味しい」と、大盛りおかわり。
連れ合いや娘は、いつも美味しいを連発するからなれっこだけど、息子はたま。お口に合ってよぅございましたこと。

すると、見ていたテレビの「魔女の宅急便」で、おばあちゃんが作ったかぼちゃとにしんのパイを届けられた孫が「わたし、これ、嫌いなのよね」。なんとも切ないシーンで、キキと一緒にわたしも落ち込んだ。

何度見ても飽きない「魔女の宅急便」 キキと一緒に喜んだりがっかりしたり。人は皆、期間限定でどこかからこの地球に、人として生きる修行に来ているのかもしれない。魔女のキキが自立のためによその町で魔女修行するように。わたしの期限はあとどのくらいだろう。しっかりしなくちゃ!


自分全体

2009年07月30日 | Weblog
赤ちゃんを見ていて飽きないのは、どんな動きも一生懸命だから。なにかをみつめるのも、うんちするのも、一生懸命に集中している。全てが、「良い悪い」など超越して、自分全体で向かっている。わたしには、それが、神々しく感じる。

自分さがしとか、自分らしさとか、おとなになるにしたがって迷うようだが、自分らしくない赤ちゃんなんていない。

赤ちゃんのように、今という瞬間を自分全体で生ききるようにしたい。
それには、「ながら」をやめるのも役に立つ。効率を考えて、なにかをしながらなにかをすることが、とても良いことのように思ってしていた時期もあった。流し台に脚を上げてストレッチしながら食器を洗っていたこともある。今でも、単純な手仕事をしながらテレビを見るのが日常だ。でも、、、

そういうことをして、失っていったなにかがあるような気がする。きちんと向き合う必要がある時にも、おざなりになっていないだろうか? 自分がバラバラになって、自分全体を見失っていないだろうか?

若い夫婦

2009年07月29日 | ハンドメイド
きょうは、7ヶ月の赤ちゃんを連れて若いおかあさんが遊びに来てくれました。はいはいからつかまりだちが上手になって、下に二本歯がはえた赤ちゃん。わたしたち家族総出で、一挙一動見守り、幸せなひとときをいただきました。その間、ほんのちょっとですが、おかあさんが昼寝をできました。

おかあさんは、体調がすぐれず、夜中に帰宅して早朝出るおとうさんと、ほとんど会えない日々なのを不安に思っていました。自分の若かったころを思い出し、辛くなりました。親が近所にいるわけでなく、産後の体調の変化をどうすることもできず、ただただ赤ちゃんの命を守ることに手一杯で、いつも睡眠不足でだるかった日々。お産の前は健康だったので、このまま体力が衰えて死んでしまうのではないかと不安にもなりました。かたや、おとうさんは、それまで自分に向けられていたケアや笑顔を赤ちゃんに全て持っていかれたような気分で、その変化にどう対応していけばいいのか困惑しながらも、大黒柱として必死に仕事に励んで疲れ切っている状態。それぞれが、自分のことでアップアップの時期がしばらく続きました。

家事も育児もなんなくこなし、朝の10時には掃除洗濯全て終えて、スーパーの安売りのはしごやお茶のみパーティーを毎日してる元気なおかあさんも周囲にはいて、自分が落ちこぼれのように感じたものです。

おかあさんが、ちょっとでもお昼寝できるように、今度は彼女の家を訪ねていこうと思いました。血縁でもないのに、電車を乗り継いで1時間半かけて毎月来てくれる赤ちゃんがいるなんて、嬉しいです。

画像はわたしが手縫いした服を着た赤ちゃんです。


ガウディアフタヌーン

2009年07月28日 | 映画
Gaudi Afternoon (2001) Trailer


タイトルバックの音楽と絵から、この映画が「普通」ではないことが伝わってくる。わたしは魅了された。タイトルバックが嫌いなら、この映画も嫌いかもしれない。

4人の女性と1人の少女の物語。4人の女性とはいささか複雑で、放浪する作家、レズビアン女性、女性に性転換した父親、男装の母親である。少女の両親の親権争いを軸にコメディータッチでストーリーは展開するが、巻き込まれた作家の大きな心の変化を描いている。ガウディの建築物がそこかしこにあるバルセロナの街並みの不可思議さとあいまって、ファンタジーのようだ。インテリア、ファッションの色合いも、何度見ても飽きない。

この物語は、いささか傷つき汚れたおとなたちが、少女に対しては純粋な愛を持っていることで、とても健全なのだ。両親が少女に「わたしたちはバカで、親としてちっとも育ってないことはわかっているし、許してほしい。それでも、わたしたちはあなたを愛している。この愛が本物だということがわかっている」と訴える場面では、「自分は親としてちゃんとやってきたのに何が不満でそんな態度をとるの!」と怒る「普通」の親たちが薄汚く見えてくる。

なんだかねぇ、「星の王子さま」を思い出す映画なのよ。


保冷剤用マフラー

2009年07月27日 | ハンドメイド
スロージョギングで首にタオルを巻いて走る。時には保冷剤をくるんで首筋を冷やす。でも、そのままお店やレストランにはいるのは抵抗があるので、はぎれでマフラーを作ってみた。

左は生成りの綿で自分用、右はチョコレート色のリネンで彼用。端は切りっぱなしで糸を抜き、刺繍糸でステッチした。保冷剤をくるんでも厚くならないのがいい。

暑い日の工夫

2009年07月26日 | Weblog
暑い日。タンクトップを着てベランダで洗濯物を干していた。ガーゼの長袖シャツを干そうとして、ふと、自分が着てみた。涼しい! ほてった体に効く。そして、あっというまに乾いてしまった。それで、きょうは、何度も濡らしては絞り、バタバタ室内で振り回して打ち水替わりにして、そして着るを繰り返して涼をとった。

夜は、母がお寿司をご馳走してくれるというので、国立へ。日曜日とはいえ、10人以上待っているお客様がいて驚いた。やっぱり、暑い日は、そーめんかお寿司が食べたくなる。

画像は5階の廊下にいた虫さん。

花火大会

2009年07月25日 | Weblog
ノクシカタ刺繍のワークショップ。きょうは、ハシヤステッチを習った。これは、世界中にある模様だけれど、それぞれステッチの方法が違うのが面白い。日本の刺し子では模様をひとつひとつ仕上げるが、ノクシカタは、横の具し縫いを完成させたあと、たてを具し縫いしてたくさんの模様を仕上げる。

夜は、昭和記念公園の花火大会。ドーンドーンと爆音激しいので玄関を開けたら、我が家の前は、花火見物のひとだかりができていた。近所の子どもたちと一緒に写真をとったけれど、風が強くてぶれてしまった。すごく大きく見えたのに。

服作り

2009年07月24日 | ハンドメイド
来週遊びに来る赤ちゃんのために、久しぶりの服作り。娘が小さい頃使った本を取り出して、手縫いちくちく。柔らかい薄手の綿ピケ。まだはいはいを始めたばかりなので、ちょっとブカブカかな。

娘の誕生会

2009年07月23日 | Weblog
ちょっと遅くなったけれど、娘の誕生会。母の希望で、焼肉「モランボン」母は、焼肉が好きなだけでなく、この店のインテリアのゆったり感と、ほどよい混み具合が心地よいらしい。期待に違わず、楽しく満足な時間を過ごして、大雨の中、家に。娘所望のチョコレートケーキを切って、プレゼント贈呈。息子からは、モダンなブックカバー、母からは熨斗袋、わたしたちからは、ミル付ミキサーと金魚のシャツ、ピアス、わたしのハンドメイドでコースターセットとエコバッグ。

何を思ったか、娘は写真アルバムを持ち出し、赤ちゃん時代からの思い出話で盛り上がった。画像は娘の3歳のお誕生日の写真。わたしのお気に入り。我が家もずいぶん綺麗だった。

夜中のお買い物

2009年07月22日 | Weblog
夜のスロージョギング。あちこち、行くところを変えて夜遊び。きょうは、24時間営業の西友に行ってみた。初めてなので、夜中のスーパーは不思議な感じがした。肉や魚、お惣菜にお弁当が普通に並んでいる。お客さんは少ないとはいえ、田舎のスーパーの昼間くらいはいる。衣料品、雑貨、家電製品まで夜中に買えるとは。

思えばこの10年、普通のスーパーやデパートで買い物することが滅多になかった。生協とネットショッピング、100円ショップ、小売店ばかりだ。それで、ますますスーパーの品揃えや値段が興味深く、長いこと連れ合いとウロウロ。
テレビのニュースで騒いでいるように、ずいぶん値下げしてあった。黒米の幕の内弁当が298円にはびっくりした。

さて、結局買ったのは、わたしはパソコンの電磁波の害を防ぐというセレウスサボテン。
http://www9.plala.or.jp/mosimosi/green/others/cereus_saboten.htm
連れ合いは下着。

頭すっきり

2009年07月21日 | ハンドメイド
去年の夏、ある写真家さんが頭にバンダナを素敵に巻いているのを見て、連れ合いもしてみたけれど、同じようにはいかない。薄手のタオルを巻くと快適なのだが、おでかけはできない。それで、ダブルガーゼとリバーシブルリネンで、帽子風巻き物(?)を作ってみた。なかなか似合うし、気に入ってもらえた。

鉢巻を巻くと頭がすっきりするように、しっかり結べるのが良いようだ。

映画の中で中年男性が着ていた真っ赤なセーターも気にしていたので、赤のTシャツも購入。画像の格好で一緒に母に夕食を届けに行ったら、「あら、どこの男のひと連れてきたかと思ったわ!」と言うので、「新しい彼よ」とうそぶいた。

男性もたまにはファッションでイメージチェンジをすると、気分が変わって楽しい模様。見る側も刺激があっていい。

上がチョコレート色のリネン、下がマリンブルーのダブルガーゼ。

継続は力

2009年07月20日 | Weblog
息子がテニスの試合を見に来てほしいというので、家族や友人で、お弁当持参で見に行った。週1回のテニスのレッスンに通って7年。用事以外、一度も休んだことがないのは敬服する。

不器用で、バランスをとるのが苦手な息子だから、最初は、コーチがあきれるほど下手だったようで、「おかあさん、すごいです。僕はもう無理だと思ってました。何人もの後輩が追い抜いていって、上達の兆しが全然見えなくて。でも、彼は休まずに通ってくれました。1年でこれだけ打てるようになりました。誉めてやってください」と言われたものだ。

それがどうだろう。今日はダブルスで大勢の人と組んで、スマッシュやフェイク、サーブも決まって、カッコイイのだ。連れ合いは感動してウルウル。

継続は力なり。誰でもわかっていることだけれど、そこにはやる気やマンネリの波が襲うものだ。息子がそんなこと、ものともせずに、毎日、走ったり、腹筋や腕立てを欠かさず、ここに至ったのは、すごいことだと思う。器用なら数年で至るレベルかもしれない。でも、器用なら、飽きて続かなかったかもしれない。

自分の人生にテニスという喜びを加えることができた息子に乾杯!

パレスチナお料理教室

2009年07月19日 | Weblog
小平中央公民館で「難民お料理会」今回はパレスチナ料理。 連れ合いと共に参加した。講師を務めるマフムードさんは、イスラエル建国前に村を破壊されて家族でヨルダンに移った。1986年から日本に住み、現在は大阪在住。

マフムードさんは、日本人の奥様との間に、娘さんがいる。けれど、娘さんは、レバノンにいるお母さんに預けて育ててもらったそうだ。なぜなら、日本は「差別の国」だから。法制の差別、日常の外見に対する差別、文化への差別。それらを考えると日本で娘を育てるのはあまりに酷と判断された。彼は、日本の永住権をもっているにもかかわらずだ。

確かに、食事ひとつとっても、学校給食でイスラム食を用意できたとは思えない。イスラムでは、豚肉を食べてはいけないが、その他の肉も、規定の殺し方をしなくてはならない。驚いたのは、その殺し方をした肉は、煮てもアクが出なくて、味も全然違うそうだ。

マフムードさんは、日本の年間自殺者3万人のほとんどが差別の犠牲者ではないかとおっしゃる。差別=いじめだから。日本政府や法制が変わらないと嘆く前に選挙権があることを思い出してほしいとも。

そんな迫力あるメッセージを交えながら、実に繊細に料理の指導をしてくださった。千切りは、あとで炒めてミキサーにかけてしまうのに、できる限り細くなくてはならない。油であげる芋や茄子は、あとでご飯と炊き込むのに、こんがりと狐色にじっくり揚げなくてはならない。

いつか、日本でパレスチナ料理のレストランを開きたいそうだ。レシピだけを見たら、すごく脂っこいかと思ったが、とんでもない。さっぱりして、奥行きのある、本当に美味しいお料理だった。細かい指示を無視したら、きっと、ギトギトベッタリの物になっていただろう。

パレスチナ文化は、とても繊細で微妙なんだろう。刺繍が、色合い、ステッチが複雑で細やかなのは知っていたが、料理もだ。パレスチナは、人種であって、ユダヤは、人種ではなく宗教なのだということも強調されていた。だからこそなお、パレスチナの歴史、文化を、少しの歪みもなく、他国に、子どもたちに伝えたい思いが強いのだろう。ピタという丸くてフカフカのパンが日本でも売られているけれど、それは、ホブズというパレスチナの伝統のパンだそうだ。それを、イスラエル人がまねしてピタと呼んで広まった。彼としては、日本人にはホブズという名前を広めてほしいと。イスラエル人は、そうやってパレスチナ独自の文化すら、イスラエルの伝統とすりかえてしまうと。わたしが愛するパレスチナ刺繍も、イスラエル伝統刺繍としているそうだ。

画像は左の大皿にケバブ(ラム肉のソーセージ様)じゃがいもとなすとチキンの炊き込みご飯マクルーバ。右がレンズ豆のスープ、アダス。下がスープ状のトマトサラダ。
サラダとケバブにヨーグルトをかけたのは間違いで、マクルーバにヨーグルトを混ぜて食べます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000263-mailo-l41

15歳、25kg

2009年07月18日 | Weblog
子どもたちの小学校の同級生が書いた本の出版記念パーティーに、連れ合いと渋谷へ。息子の同級生の娘さん。お兄さんは娘と同級だった。

中学は違ったので数年前におかあさんから聞くまで知らなかったが、摂食障害で中学時代苦労したそうだ。その後は回復して大学を卒業後お勤めをしている。エッセイコンテストで入賞して出版の運びとなったそう。まだ読んでいないけれど、お話からも家族の葛藤の激しさは伝わってきた。

お嬢さんは、黒の素敵なドレスを着こなし、「なんといっても、みんながいてくれたから、それに家族が心配してくれたから、今のわたしがいます。わたしが特別だからこの病気になったのではない。これは誰もがかかる可能性のある病気だということを、実際にかかった立場から伝えたかった。わたしがこの病気で苦しんでいるときに読めた本には、共感できるものはなかったから」と、堂々と挨拶した。

おかあさんもおとうさんも、3人の子どもたちを慈しみ育てた明るいかたたち。きょうのパーティーには、おじいさま、おばあさま、おばさん、おじさんも総出で手伝いに来ていらっしゃった。どんなにか、心配し、協力していたかは、想像に余りある。ご家族のことが赤裸々に書かれたこの書を出版なさるのも、娘さんへの愛の深さの現われと思う。

ペンネームは夏椿沙羅さん。
http://www.amazon.co.jp/15%E6%AD%B3%E3%80%8125kg%E2%80%95%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E6%80%96%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%97%A5-%E5%A4%8F%E6%A4%BF-%E6%B2%99%E7%BE%85/dp/4286071251/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247943313&sr=8-1

ホ・オポノポノペンケース

2009年07月17日 | ハンドメイド
娘が、お世話になった南アフリカのご夫妻から、ペリカンの万年筆の修理を頼まれてきた。大事な思い出の品だそう。南アフリカでは修理ができないようだ。

こちらでも長いことかかってやっと修理が完了した。せっかくなので、紫の絹地にノクシカタ刺繍をしてペンケースを作って一緒に送ることにした。これも長いことかかってやっと完成。

2枚の絹地にドミット芯をはさんで細かくステッチしたので、かなりしっかりした。ファスナーを開くと、「thank you」というスタンプを押した麻のタグがピンクの刺繍糸でぬいつけてある。開けるたびに「thank you」が見えるホ・オポノポノペンケース。