小さな日記

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ヨーガン レールと ババグーリを探しにいく

2010年05月31日 | 
http://www.amazon.co.jp/gp/product/456970932X/ref=sib_rdr_dp

ヨーガン・レールさんは、1971年に日本に来て、ヨーガン・レール社を設立したポーランド生まれのドイツ人だ。彼の名前と服には、流行と一線を隔した毅然とした思想が表れていて、上京したばかりのわたしには、いかにも「東京!」と印象的だった。

そのヨーガン・レールさんが、2006年に新ブランド、ババグーリを立ち上げた。ババグーリとは、インドのグジャラート地方ラタンプールで採れる瑪瑙のことで、彼は長年その美しさに魅せられ石拾いに行っているそうだ。

そして、「自然がこのように美しいものを用意しているのだから、私は飾りもののような不要なものは作りたくない、自然への尊敬の念を込めて、環境を汚さない、土に還る素材で、ていねいな手仕事をされた服や暮らしの道具など、自分にとって必要不可欠なものを作りたい」という思いで、このブランドができたそうだ。

世界各地で消えそうになっている土着の染めや織り、布を、旅して探しながら、職人さんたちと交流し、自社ブランドと契約を交わしていく様子など書かれている。環境に対する徹底した思いは、いつも最優先であることに心打たれる。

読み進むうち、わたしもせめて自分の衣類は手洗い(洗濯機は電気)して、手縫い(ミシンは電気を使うから)で必要なもを作っていきたい、と思った。みんなが少しずつでも電気の消費量を減らせば、原発も要らなくなると思う。

http://www.jurgenlehl.jp/jp/babaghuri/index.html


ドレープドレープ

2010年05月30日 | ハンドメイド
わたしは裁縫を習ったことがないので、型紙を買ったり、気に入った既製服で型紙をとって、服作りをしてきた。なかなか思うような服が作れる本はなかったけれど、これは、気に入った。
「ドレープドレープ」佐藤ヒサコ著 文化出版局
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%97-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E3%83%92%E3%82%B5%E3%82%B3/dp/4579112539/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1275240617&sr=8-1

ドレープがたくさんはいった服ばかりの本だ。こういう服は好みがはっきり分かれると思うが、型紙を見ると、すごく勉強になっておもしろい。一枚の布をどうやって体に沿わせていくかということを、改めて考えられる。
ためしに一番簡単そうなのを作ってみた。シルクプリントにレースをつけて。レースの分量は、自分で適当にしたので、ボリュームが出すぎた。やり直すつもり。
着るととてもラインがいい。

型紙の本は、気をつけないと、出ている写真と全然違うラインの型紙になっている場合がある。この本は、秀逸だ。


ディファイアンス

2010年05月29日 | 映画
ディファイアンス


2008年アメリカ映画
1941年からの3年間、ナチスドイツ占領下の東欧ベラルーシの森で、ユダヤ人狩りに遭った同胞を救出し、1200人ほどの“運命共同体”をつくりあげたユダヤ人ビエルスキー兄弟を描いた映画。シンドラーというより、ロビン・フッドのようだった。
ベラルーシといえば、1986年のチェルノブイリ原発事故で南風にのって飛んできた放射性物質で多くの子どもたちが甲状腺ガンにかかったことを思い出す。
ひとつの地に、さまざまな歴史が刻み込まれていく。

主演は007のダニエル・クレイグ。
ディファイアンス(DEFIANCE)とは、公然たる反抗、挑戦の意味。
ユダヤ狩で追われたユダヤ人が、ロシアの共産軍に入って活躍するのだが、そこでもユダヤ差別にあうのは、1970年代、日本の学生運動でいろんなセクトに入った女子学生が女子蔑視にあったことを思い出した。

暴力は暴力。どこにそれを向けようとも、結局は暴力的人間、差別する人間になってしまうのではないだろうか。たとえ、自分に向ける暴力でも。

2回目バースデイ

2010年05月28日 | Weblog
夜、関西の学会に発つ娘が来て、母も招いて、息子の誕生会2回目。わたしがプレゼントした犬のイラストトランプで、盛り上がった。母のたっての提案で一回10円賭けた。母は、わたしが中学時代から花札をしても賭けるのだった。

たった2時間半だったけど、お腹一杯食べてトランプもして楽しかった。

わたしは、娘と共に出て、立川ユザワヤでファスナップなどを買った。ユザワヤは、ビッグカメラの7階なのだが、かのipadを買うひとで一階がごった返していた。すごい熱気!

ライヤーゲーム

2010年05月27日 | 映画
Ca$h - Trailer officiel


2008年フランス映画。
これには、参った。
わたしは、昔推理小説をたくさん読んだので、だんだん、ストーリー中盤で犯人もトリックもわかるようになった。だから、映画も、たいてい、どんでん返しを謳っているものでも筋がわかってしまう。シックスセンスなども前半で落ちがわかってしまった。

ところが、これは、やられた。
赤ちゃんのズボンをチクチクしながら見ていたのだが、終わったらチンプンカンプン。
一体、何を見てきたのか、と唖然とした。見てきたことが、空しくなった。
学校で、授業を真面目に受けたのにちっともわからないと、生徒が勉強を「無駄」と感じるのはこういうときなのか、と、納得した。時間の無駄というか。。。

2回目は注意深く、縫い物をしないで見た。だいたいわかったけれど、もう一度、曖昧なところをピックアップして確かめて、ようやく、納得がいった。

そこまでして、わかりたいと願うのは、やっぱりおもしろいからなのだ。
フランスだな、、、オーシャンズシリーズと似ているけど、センスが全く違う。価値観も違う。

うん、おもしろい映画です。娯楽映画。コメディーです。


http://www.interfilm.co.jp/Detail/09/IM09-0569/IM09-0569.html

サプライズパーティー

2010年05月26日 | Weblog
息子の誕生日が近づいたが、家族全員集まれる日がなく、急遽、今晩息子がテニスに行っている間に準備して、サプライズパーティーを開くことにした。
ケーキやさんも開いていないので、ロールケーキとチーズクリームで簡単ケーキ。
わたしたちは隣の部屋に隠れて、キャンドルをともし音楽をかけて、どしゃぶりの中帰ってきた息子を驚かせた。おもしろかった!

ベビースモック

2010年05月26日 | ハンドメイド
とても良いお天気になって、赤ちゃんが遊びに来ました。作っておいたスモックブラウスを着てもらいました。何作っても似合うから嬉しい。赤ちゃんはいつも光り輝いてますねぇ。
夜は強風が嵐のよう。ちょうどよい時に来てもらえた。

スターダスト

2010年05月24日 | 映画
Stardust Trailer


2007年アメリカ映画
ミシェル・ファイファーが特殊メイクで年寄りの魔女になっている。ロバート・デニーロが空中海賊の味のあるボスになっている。クレア・デーンが落ちてきた流れ星になっている。という、上質なファンタジー。

きのう、輝く命というタイトルでお花の写真を載せたけれど、このスターダストでは、落ちてきた流れ星の精が、恋して輝く。失恋すると、星は輝けなくなるそうだ。
愛されて輝く、愛して輝く、、、そうね、シンプルに、命は輝くために与えられたものと、素直に思えてしまう映画でありました。


ブリジット・フォンテーヌのニューアルバム

2010年05月22日 | 音楽
BRIGITTE FONTAINE : DURA LEX "LE CLIP" (ALBUM PROHIBITION)


今年70歳になるブリジット。このお方がいなかったら、わたしはジャズボーカルにならなかっただろう。その前に大学でジャズ研にはいらなかっただろう。ずいぶん違う人生になっていたことだろう。

18歳のわたしがジャズ喫茶で衝撃を受けた「ラジオのように」というアルバム。
どんなにジャズが好きでも、そのアルバムを聞かなかったなら、ジャズ研に入って歌おうとは思わなかったろう。

自由で素敵なブリジットの去年出たアルバムからですよ。

初夏の散歩

2010年05月21日 | Weblog
歯医者さんに行ってから本屋で立ち読みをしていたら、連れが電話してきた。歯医者さんの前で待っていたそう。ずいぶん前に終わっていたのに。
合流して、本当に久しぶりに湿気のない心地よい暑さの中、緑が鬱蒼としてきた大学通りを散歩。
お気に入りのギャラリー兼お店「モンド」で、友人への贈り物を選んだ。
そういえば、叔父のダンスサロンの名前が「ル・モンド」だったことを思い出した。


元気なファッション

2010年05月20日 | 映画
「ナチュラル系」「ユルカジ系」「森ガール」と、癒し系のファッションが流行っている。
そういうのも好きだけど、若いひとたちがいつもそうだと、よっぽど疲れてるのかなぁと、心配になる。
わたしの10代の流行は、ポップ、カラフル、大胆、元気。ミニスカートが始まり、サイケデリックはプリント生地を変えた。
たまにはこんなカラーで自分を奮い立たせるのも楽しいよ!

60's fashion Peggy Moffitt


ペギー・モフェットは、当時のスーパーモデル。ツイッギーと同じころ。
今でもこの髪型(ヴィダル・サスーンです!)で元気カラーの服を着ている。わたしは22歳のころ、同じ髪だった。ペギーは、2009年のインタビューで、「わたしにとって人生で大切なことは、思いやり、美、ユーモア、そしてもちろん愛」と、語っている。

そうね、このビデオを見て感じるのは、極上のユーモアですもの。だから元気にさせられる。

ベティー・カーター Giant Steps [1993]

2010年05月19日 | 音楽
ジェリコの薔薇のおかげで、すっきり衣類の処分が終わった。もう水を与えてはいけないので、薔薇はだんだん小さく丸まってきている。ありがとう。今度は秋にまたね!

ユーチューブにベティー・カーターの新しい動画があった。1993年、ハンブルグのジャズフェスの模様。ジャイアントステップスを歌ってたなんて知らなかった。すごい。涙が止まらない。言葉にならない。連れとふたりで呆けてしまった。



Betty Carter - Giant Steps



衣類整理

2010年05月18日 | ハンドメイド
あすが資源ゴミの日で、古着などが出せるので、衣類の整理。先週まで着ていた服を処分するのは、どうも心情的に難しい。ジェリコの薔薇の芳香を思いっきり嗅いで、思い切りよく処分できますようお願いしてとりかかった。

どんな衣類が処分しづらいかというと、わたしの場合、着心地が悪いか、似合わないかで着ていないものと、着心地がよくて似合っているけれどくたびれてしまったもの。
着心地が悪いと、どうにかリフォームできないかと考えるし、似合わないと、いつか似合うコーディネートを思いつくかもと言い訳する。着心地がよくて似合っていると、同じようなものがみつかるまでもうワンシーズン、と、未練がましい。

きょうは、前者は布に戻す、後者は未練を断ち切る。そう決めてスタートした。処分法にリサイクルショップを入れることもあるが、今回は、売れそうなものはなし。

布にもどして、あれこれ小物を作ることを考えると、また楽しい。ボタンやファスナーも取っておくし、縫い代部分は、新聞をくくる紐にする。くたびれた綿系のものは、使い捨て雑巾になる。息子やつれの衣類も容赦なく、廃棄。そんなこんなで、きょうはかなりはかどった。ジェリコの薔薇さん、ありがとう!

以前は、リフォームをよくしたけれど、ワンシーズンしか着ない子ども服ならともかく、縫い目を活かしてリフォームしたものは、ほとんど着ないことがわかった。ほどいてみるとわかるが、数回しか着ていないものでも、縫い目には汚れ、埃がたまっているものだ。そのせいかどうか、元の形を活かした衣服は、元の気が残っている感じで、新しい元気なエネルギーがないようだ。だから、縫い代は全部切ってしまい、細切れになった布を徹底的に洗ってからリメイクした方が断然いいのだ。