うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

猫の手を、借りてみた

2017年04月28日 | 日記

去年の暮れ、

長い間掛けていた、生命保険が満期を迎えて以来、

我が家には、生保レディーが、たまにやってくる。

 

おはようございます。

以前、お越しになったお姉さんは、

無類の猫好きだった。

いや、ムツゴロウさんレベルに動物を飼っていた。

もちろん、猫もだが、

うさぎ・サル・フェレット・犬・鳥・トカゲ・・・・もう覚えられない。

とにかく、保険の話など、そっちのけだった。

2時間近く、盛り上がったなぁ、動物の話で。

 

そしてまた昨日、保険会社からのオファーの電話が来た。

残念ながら、ムツゴロウお姉さんからでは無かった。

「今から伺ってよろしいでしょうか?」と。

電話越しの、その声は、

声だけでも、みなぎるヤル気が、伝わって来る。

 

こわい・・・

 

もちろん、保険は掛けておくに越した事はないのだろうが、

今は、まだ、入る気になれないのだ。

しかし、今から来る生保レディーは、ちょっと違う。

おそらく、ベテランでやり手のレディーだろう。

勝てるか、おかっぱ?

 

あれこれと思いを巡らせていると、

ついに玄関のチャイムが鳴った。

濃い!濃すぎる!

勝てる気がしねー

 

こうして、ベテランお姉さんの、弾丸セールスが始まる。

もう、相づちを打つ隙さえ、見当たらない。

助けて。

誰かー誰か助けてーーーお母さ~ん!

そう思っていると・・・

うんこが、参戦。

 

どうやら、

お姉さんが持っているパンフレットが気になって仕方ないようだ。

パンフレットを咬もうとする、うんこに、

一歩も引かない、お姉さん。

さすが、ベテランお姉さんだ。

 

やっぱりダメかと諦めかけた、その時・・・

ん?うふふふ?

 

やっと隙を見せたお姉さんに、

「猫、大丈夫ですか?」と聞いてみると、

お姉さんは、話し出した。

 

大好きよ。

この子くらい、大きな子だったの。

去年、見送ったわ。

急だったものだから、本当に落ち込んじゃってね。

あっそうそう。

昔は、真っ白な猫も飼っていたの。

21歳まで、頑張ってくれたのよ。

本当に、猫が大好きなんです。

でもね、もう飼えないわ。

あの子を最後にって決めていたから。

こう見えて、

私ね、お婆ちゃんなのよ。

 

その後は、ご想像通り。

おたまを抱いて、猫の思い出話で盛り上がり、

ご自分のお歳まで耳元で囁いて下さり、

私は、のけ反ったりもした。

そして

図らずも、

勝った・・・

 

君たちよ、ありがとうありがとう。

うんこ「でも、おやつもくれないのよ、ケチ母さんは」

 

おたま「ほんとに、ケチだ」

 

うんこ・おたま「ケチだ~、ケチケチ、腹黒・・・ブサイク・・・」

ふっ、なんとでも、言うがいい!