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makoto's daily handmades

映画「ダウントン・アビー」を観る

マイケル・エングラー監督。
BSプレミアムやNHK総合で放映していたテレビドラマ「ダウントン・アビー」シリーズが映画になりました。
トップ写真は、映画パンフレットです。
映画を見に行っても滅多にパンフレットを買うことがない私の手が伸びました。

テレビドラマシリーズは6シーズン1912~1925年までです。
日本では明治45年~大正14年に当たります。
映画は1927年を舞台にしていますから、昭和2年に当たります。
ネタバレはなるべくしないように感想を書く予定ですが、これから映画を観ることを楽しみにされている方やネタバレを好まない方は、これから先は読まないことをお勧めします。

さて今日は8時過ぎからの上映時間に映画館へ行ったので、観客も少なく、しかも私が客席で1番若そうな感じでした。
私が頭を下げてMIFさんに一緒に行くことを懇願したのですが、男性観客はMIFさんとシニア層に見える男性のみ。
こういう映画は、ちょっと年配の女性が好むのだな、と感心してしまいました。
祝日だからこそ、早朝から家を空けられる女性は、ちょっと年配なのでしょう。

さてMIFさんはドラマシリーズを見ていなかったので当初この映画を観ることを渋っていました。
私が「とりあえず、クローリー家の人物と使用人さえ知っていれば観るに耐えられるはず」と伝えていました。
すると映画公式サイトで、これまでのあらすじをおさらいする映像があったそうで、なんとなく理解したそうです。

ダウントン・アビーは、テレビドラマシリーズでも映画でも、イギリス貴族と使用人と相続と権利の話です。
そしてたった100年ほど前であっても、イギリスは強烈な身分社会だったことを鮮烈に感じさせます。
日本も身分社会ではありましたが社会構成が違うためか、イギリスの方が絶望的に脱せない感覚になります。
今回は、イギリス国王(ジョージ5世)夫妻が登場します。
私が感慨深く感じたのが、以前テレビ放映された映画「英国王のスピーチ」(2010年、トム・フーパー監督)でも1925年のジョージ5世が登場します。
ああ、この映画の次の時代が映画「英国王のスピーチ」で描かれていた時代なのか、と感じ入りました。
※「英国王のスピーチ」はジョージ5世は脇役で、主人公はジョージ6世(王位は、ジョージ5世→エドワード8世→ジョージ6世)。現エリザベス2世女王の父です。

ちなみにダウントン・アビーのグランサム伯爵クローリー家という架空の貴族を取り上げているので、歴史劇ではありますが史実にはない貴族です。
女性の権利が認められるようになったのはイギリスであっても、せいぜい100年ほどの話なのかと驚きます。

私にとって何よりも楽しみなのは、自動車や馬車、調度品、それからファッションです。
ゴージャスだなあ、これを観たくてこのシリーズも映画も観たんだなぁ、と感慨深くなります。
溜息が出てくるような煌びやかで夢のような世界を観たかったんだなぁ、と。

私は昨年11月に赤坂の迎賓館を見学しましたが、これが日本にあって見学できていることが私には信じられないくらい煌びやかな気持ちにさせました。
ニュース映像と現物は迫力が全盛違うことに驚いたのです。
この映画でも、おそらく現物の迫力には及ばないにせよ、建物、調度品の素晴らしさが感じられました。
そして馬車から自動車、自転車からバイクに変わっています。
この映画を観られて本当によかった!
やはりそう思える映画は満足度が高いです。



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