9月27日に巡った散歩のつづきです。
今回は県道74号線山北町の岸交差点近くから。
このまま県道を小田原市方面に進んでも、歩いたことがある道なので、適当に東山北駅があると思われる方向に曲がりました。
彼岸花の群生地こそありませんが、少しずつ咲いている姿もみかけました。
この坂をどんどん下って行きます。
奥には松田町の町並みが見えたので、このまま松田駅まで歩けるかもしれないと思い始めました。
ナツツバキにしては樹形と葉っぱが違うけれどてんと思ったら、お茶の木でした。
お茶としては放置されているみたいです。
収穫しないとこんなに樹形が乱れるのか、と少々驚きました。
まだまだ坂を下ります。
歩道として緑色にゾーンが設けられていましたが、これがただペンキを塗った訳ではなく、ツブツブを敷き詰めて固めたようなモノでした。
側溝の蓋にまで固められていて、あまり見たことがない施工だと思いました。
この辺りは水路が豊富で、どこを歩いていても水が流れる音がします。
この用水路は、用水路の周りにガードレールや柵がないのに水深が50センチ以上あるみたい。
わが家の周りではなかなか見られない風景です。
道端の石。
よく見ると道標になっているようで、右○○、左○○みたいな案内になっているみたいです。
拓本を取れば読みやすくなるとは思いますが、彫りはちょいと浅めです。
坂を下ったら、この道を進みました。
ここがどこかははっきりわかりませんが、山北町か南足柄市の外れだろうと思い、相変わらず地図を見ないで先を進みます。
かかし発見。
上半身だけのカールおじさんという風貌です。
なぜか前傾姿勢でした。
前方左に見えるつづら折りの坂に見とれていました。
見とれていたら、右側によく分からないスペースを発見。
なんだろう?と見回しても表示を発見できず。
奥の白い柵の辺りが東山北駅でした。
おお、気がついたらこんな所まで歩いてきたのか、と少々驚きました。
すると駅アナウンスで、上り電車が到着するとのこと。
これを逃すと、1時間の待ちぼうけ。
1時間あれば隣駅の松田駅まで歩けるだろうし、JR東海の県内無人駅利用は初めてだし、駅周辺も探索したいけれど…一瞬だけれど物凄く迷って、電車に乗ることにしました。
ビックリしたのは、東山北駅では2両ある電車の扉が1枚しか開かなかったこと。
電車の開閉ボタンを押しても開かなくて戸惑いました。
電車で松田駅までは一駅。
MIFさんとの街合わせには3時間も早くて、どうしたものかと思いました。
25分後にバスに乗ることにして、松田小学校の校庭の二宮金次郎像にグリーティングしようと歩き始めました。
寝ていた猫を撮影しようとしたら、睨まれました。ごめんちゃい。
あれ?日曜日なのに校門が開いています。
しかも通学路整備?
工事用壁の一部が透明板で、校庭を見たら工事中。
二宮金次郎像が見当たりません。
校舎周りを見ても像が見当たりません。
残念、毎回のように西湘さんぽではこの小学校の二宮金次郎像を見てきたのに。
地域柄、工事が終われば二宮金次郎像は設置すると思うので、しばしのお別れです。
さてまた松田駅前に戻ります。
JR松田駅と小田急新松田駅の間にあるバスロータリーからバスで、未病バレービオトピアに向かいました。
ビオトピア到着。
ビオトピアはこちらの建物の方が有名です。
東名高速道路の大井松田IC付近から大きく見えるし、足柄平野のランドマークです。
旧第一生命電算センターと言った方が馴染みがある方も多い建物です。
現在はブルックスというコーヒーやお茶のネット販売で有名になった会社が所有していて、神奈川県の西湘地域活性化事業の未病バレービオトピアとしえ使われています。
大井町の小高い丘の上にあります。
小高い丘と言いつつ、国府津-神縄断層(こうづかんなわだんそう)の断層崖の直上なので、そこそこ地盤的には怖い地域です。
山北町の河村城や今日歩いた場所は、中央部の山辺り。
ビオトピアアリーナ。
ビオトピアの事務所棟の中に入りました。
どこもかしこも大理石が敷き詰められていて、旧電算センターだったの?贅沢な作りだなぁと圧倒されました。
この建築模型が昭和43年9月製でしたので、高度成長期の建物だったことがわかりました。
私が生まれる前ですが、いやはやスゴい時代だったんだと圧巻される思いです。
大瓶の展示。
誰も見学する方がいないのはちょいと残念です。
未病バレービオトピアの地形模型。
事務所棟は1階部分しか見学できませんが、スゴいです。
だって見学者用というよりは、私が訪れたときは通路としか使っていませんでした。
豪華な建物なので、撮影に使えそう…と思うのは私だけかな?
今どき、こんな大理石で囲ったロビーなんてそうそうないですから。
さて未病バレービオトピアとは、病気になる前に気づき、未然に病気にならないように対策するための施設だそうです。
残念ながら私には、未病対策としてビオトピアの役割がどうしてもよく理解できない施設でした。
最初にご紹介した平屋建ての建物は、元々第一生命の社員食堂で、ここを簡易改造したブルックスの直売所と試飲スペース(フリースペース)、喫茶室、サークル活動の展示スペースがありました。
旧社員食堂らしさが残る少し雑多な印象の雰囲気で、私はとても気に入っていました。
今は、改装してきれいにはなりましたが、ここはブルックスの販売促進施設を県の費用で作ったの?という印象になってしまいました。
レストランやカフェもとてもステキなのですが、ちょいと複雑な気持ちになりました。
県の未病施設として、簡易な体力測定に相当する設備もあるのですが、COVID-19の影響で使用中止の器具も多くて、思っていたような施設の役割を担っていないようにお見受けしました。
また西湘地域(神奈川県西部)の特産物コーナーで寄木細工が見られるのを楽しみにしていましたが、展示スペースではなくお土産物売り場でした。
初めて訪れた私の期待が大き過ぎたとしか言えない状況です。
でも百聞は一見にしかず、来て見るという経験値にはなりました。
さてここで1時間ちょっと過ごしながら、持参したおにぎり弁当でお昼ご飯を済ませました。
帰りもバスで新松田駅前に戻りました。
待ち合わせ時間まで駅前にある「まちの駅」に立ち寄ってみたりしました。
まちの駅は、地元の商工会議所が運営していて、地場産のお土産物に限ればビオトピアの売店よりもたくさんの種類があって、さすが地元産業に根付いているな、と。
ビオトピアに行くのなら、ブルックス商品を購入するつもりがなければここで十分楽しかったです。
いつもの松田駅前の二宮金次郎像。
さすがにこの二宮金次郎像は無くなることは考えにくいのですが、足柄平野と二宮金次郎像はとても似合っているなぁ、と感心してしまいます。
このあとMIFさんと合流しました。
今日も遠くまで連れて行ってくれてMIFさんありがとうございました。
なおこと後、8月31日に交通事故で修理していた車を引き取りに行きました。
相手方が全費用持つことになったことは、ご報告済みです。
私も同乗時の事故でしたが物損だけでしたが、当たりどころが悪くて修理調整がとても長引きました。
こんなこともあるのかと思うと、自分で運転だけはしたくないと思ってしまいます。