原生花園

豊頃町にある湧洞沼の原生花園は、観光客は全然いないのに素晴らしい原生花園だ。７月には相当数の花が咲くというが、８月にしか見たことがない。
とにかく花の数が半端じゃない。普通に咲いているのに、素晴らしい花景色なのである。
ところがこんなに素晴らしい原生花園なのに、花に目を向ける人がほとんどいない。
それはここが釣りのメッカであるからだ。
海岸線にはシャケ狙いの釣り竿が林立する。
つい最近のニュースで、基礎まで打ち込んで場所とりをしている杭があり、町がその杭を撤去するという記事を見つけた。
そう、冬になっても杭が抜かれていない状況を見て、なんだかなーと毎年思っていたので、撤去は良かったと思う。
海岸線は誰のものでもないのに、なんていうことをしているのだと大分前から憤っていたのだった。　
そして海水と淡水が混じり合う湧洞沼は、しじみのメッカだ。
やってきたのが、ちょうど海と沼が切れていて、水が引いている時。
こんなときがいい。シジミ採り放題。

原生花園に話を戻そう。
ここは花の種類というより、花の数が多いところなのである。
何ヘクタールあるのだろう。

ハマフウロ
山のフウロより色が濃い目で、花びらがひらひらしている。


オミナエシとツリガネニンジン
大雪山小泉岳でみた、チシマキンレイカとイワブクロと同じ色合い。



キタノコギリソウ

町もこんなに素晴らしい原生花園を保護して観光客を呼べばいいのに。
やっぱり人間は合理的だから、花より団子というわかけか