長野の田舎から

風景を中心に更新をしていきます。

オープンな論議を

2008-07-31 | Weblog

大分教育委員会に纏わる問題は、まだまだ広がりを見せそうである。
長野県においては、村井知事が記者会見で次のように述べている。

「疑念や疑惑を招かないような対応を県教委や県人事委に期待したい」「採否に他からの影響が及ぶことは絶対に避けなければならない」しかし、県議が一般の皆さんより先に結果を聞く事は「社会通念上、許容されるが、そうしたことが一切ないのが一番よいのは当たり前」とした。

知事の言われるとおりだと私も思うが、ただ県議と一般職員と言う立場を外から見ると、県議の側で、そうは思っていなくても、何気ない事でも「圧力」と感じる人も居るのは事実であり、厳に慎むべきであると考える。

相手の立場、自身の立場を心得る事が重要である。

誤解が生まれないように、オープンな論議をお願いしたい。


直接的な補助は難しい

2008-07-29 | Weblog

若林農林水産大臣は、確かにそう発言した。
それは、漁師の皆さんが漁を一斉にストップした時だったと思う。
漁業に携わっている皆さんの窮状を考えるとうかつな事は言えないが、水産庁は支援策を発表した。
是非、一人一人が考えてもらいたい。

美味しい新鮮なお魚が、いつも食卓に並ぶのは漁師の皆さんが命がけで、海と魚と日々格闘いただいているからだと言う事を十分に承知した上で、敢えて書かせてもらうと、陸揚げされた物は市場で選別され、漁師さんと同じく、燃料費と人件費を主の経費とする運送業者のトラックで運ばれ、更に行程を経て食卓に運ばれる。

 声を挙げた者だけに支援をして、同じ様に苦しむ人達(前出の運輸関係者等)には手を差し伸べる事はしないのであろうか?
 まずは、やってみる所から始めて行くのだろうが、政府は現状を問題だと考え今回の対策を打つのであるから、同じ様に死活問題となっている「地域交通関係」「農業関係」「運輸関連」「中小企業」にも目を向けてもらいたい。問題は、全ての生活者に関わる事なのだから。

全ての納税者に「ありがとう」の気持ちを忘れないでほしい。


花火・雷・雨

2008-07-28 | Weblog

 土曜日は、妻の実家の地区で、夏祭り。綺麗な「花火」を堪能。夜、自宅に近づくと雨は降らないものの「雷」がピカピカ!フロントガラス越しに、天空から真下に向かって稲光。
 自宅周辺は、雨は降らないものの同じ地区内(5キロほど離れたところ)では、大雨により、消防団が出動。川の増水・土砂崩れ等々かなりの被害。
 最近の傾向は、広い地域で雨が降ることは無く、局地的な雨が多い事。それもバケツをひっくり返したような豪雨。
 今朝、長野市へ移動してくる時も、自宅は「曇り」だったが、松本周辺は夜に向かっているかのように薄暗く、土砂降り。ワイパーが追いつかない。

全て、地球環境の人為的変化の影響なのだろうか?

雨が降って、気温もかなり下がり凌ぎやすくなった事は事実だが・・・・。

≪エコ活動への苦言≫
友人からのメール(嬉しい限りです。ありがとう。)

 ネットで見た記事にレジの袋は本来産業廃棄物になる油から作られている、とあった。逆にマイバスケやマイバッグは、しっかりと消費できる原油から作るから、エコではないらしい。マイ…を一人1個ではなく、複数持つのが普通で、景品なんかにもバンバン作っている。マイを作るのに莫大なエネルギーを消費し、かたや使い道がなくなった産廃油を利用して作ったものを、使わず捨てる。マイ運動も環境には非常に悪いらしい。割り箸も間伐材の利用だからエコみたいな話も…どっちが正い?

いろいろと勉強させられる事ばかり。
でも、何かの活動に参加すると言う事で、色々な活動への展開につながる。
意識が高まる事により、全体的なエコへとつながる。
まずは、やってみる事から始めて、課題をひとつひとつクリアしていきましょう。
何も無いところからこのような議論は始まらない。


写真は、先日いただいた、マイ箸です。
気に入っています。Nさんありがとうございました。


やる事をやってから

2008-07-24 | Weblog

「評論家が増えてきた」
色々なところでこのような言葉を聞く機会が多くなった。
自身への戒めとしてもしていかなければならない。

考えて見ると、労働組合においてもそのような兆候がある。
やる前から「ムダだ」「対費用効果は」などの声が聞かれる。確かに事前に状況を把握し、取り組む事は重要であるし、もちろんそれを怠る事をすると言うわけではないが、しかし、私は古い人間なのか
「やってみなきゃ判らないじゃないか」
「まずは、チャレンジしてみよう」
と言うタイプである。
だから色々なところで誤解を招く事もあるが、私はそれで良いと思っている。
誤解を恐れていては、何も出来ない。
誤解から、今まで見えなかった真実が見えてくる事も多くある。
評論だけで終わっていたら、そこにある真実も見えてこない。
見えてきた真実を真摯に捉え、次のステップにつなげていく。そうする事により、より強固な運動土台が作り上げられるのだと考える。
土台が揺らいでいたのでは、しっかりとした運動は出来ない。

毎日、そんな繰り返し。毎日勉強させていただいている。


暑い一日

2008-07-23 | Weblog

今朝は、長野駅前で街宣行動。
街宣車のバッテリーがあがり出動出来ないと言うハプニング。
それでもハンドマイクに切り替えて強行。
労働者のセーフティネットとしての「最低賃金の引き上げ」を訴えた。
 昨年、今までの沈黙(1円単位の引き上げ)を破って、久しぶりに14円の引き上げを実現した。今年は、「成長力底上げ戦略推進円卓会議」での議論を受け更に大幅な引き上げをしていかなければならない。
そこで簡単な試算。
 連合は、年間1800時間労働を主張してきている。この数値をもとに仮に長野県最低賃金669円で働いたとすると、
1800×669=120万4200円
もし時給1,000円でも、180万円
高卒初任給が、150,000程度、年収でボーナスを除くと180万円
これでやっと、高卒初任給に届きます(あくまでもボーナスは除いて)
 経営者側の主張は、この金額で雇っているだけで精一杯で、1円でも上げると企業の存続さえ危ぶまれると言う。そんな経営をしていたのでは、企業の存続さえ危ぶまれるのではないだろうか?
 この金額で、家計を維持していこうとしたら労働に集中できるわけが無く、いい仕事を期待したって簡単な訳ではない。
 労働に見合う賃金をキチンと支払い、それに見合った仕事の質と量を望んでこそ会社の発展に繋がるのではないだろうか。少なくとも私はそう思う。是非、前向きなで健全な企業発展を目指してほしい。

それにしても、今日も朝から暑い一日だった。
私の事務所は、東・南・西と大きなガラス窓。
 朝日、昼の日差し、夕日をまともに浴びるから、室温が下がる事は期待出来ない。もちろん冷房を入れても効きは良くない。カベに掲げられた温度計も冷房をマックスにしても、27度位が最低。もちろんエコで、冷房の効かせ過ぎはいけないが、室温よりも体感温度は高く感じる。

いよいよ身体が、気温変化に対応出来ていないような感じがする。

 暑さに加え、明日は、過日のドックで指摘された箇所の精密検査。気分もスッキリしない。


赤い羽根募金

2008-07-22 | Weblog

今日は、共同募金会の配分委員会。
県下各地の福祉施設などから多くの補助申請があげられ、どこの申請に対して対応をしていくのかを決める委員会。
 各福祉施設の今の大きな問題は、燃料高騰による経費アップの問題ではないだろうか。福祉施設は、冷暖房・給湯など多くの燃料を消費する。一部には、買ったばかりだけど、重油による湯沸かし器は経費が掛かってしまうから、ガス式に変えていくと言うような施設もあるようだ。まだ、そうして対応できるところは問題ないのだろうが、社会の二極化は福祉施設でも同じであり、このままで行くと廃業しなければならない施設も多く出てきそうだ。そうすると困るのは、労働者はもちろん行き場を失う利用者である。マイナスのスパイラルは、弱者をどんどんと闇の中に引きずり込んでしまう。全く光の届かないところまで引きずり込もうとしているのだろうか?今のノーテンキ政府。

配分委員会をやっていて一番悩むのは「民間資金を投入するべきものなのか」「公的資金で対応すべきなのか」の境目である。マイナススパイラルにより、その線引き(一定のルール)も壊れていく。こんなところにも大きな影響が出ている。

二極化のいわゆる「上」(適切な表現ではないが)に居る人達も、日本丸が沈没したらどうにもならないと言う事を理解しておいてほしい。もう、日本のあらゆるところで地盤の液状化現象が進行し、どんどんと地底の奥底に引き込まれていっていると言う事を・・・。


健康診断

2008-07-18 | Weblog

今日は、長野県健康づくり事業団で「健康診断」(一日ドック)
「健康づくり」には、全く疎い私には・・・・。

 苦手なバリウム飲料による胃の検査も何とかクリアし、更に苦手な負荷心電図で心地良い(?)軽めの汗を流した。

予定より一時間以上早く検診は終了。

結果は、
「専門医に調べてもらいなさい」が一件。
保健指導は、予想通り?
「無理をしない範囲で、日々運動をしましょう!」

毎日、500メートルの通勤は歩いているのだが・・・・。運動の範囲ではないですね。(笑)

 今、私の周りの友人達の間では、ちょっとした健康ブーム。山登りまで、計画し実践するところまで行っている。私は、ダンマリを決め込んでいたのだが、歩かなければと少しだけ思っている。加齢には勝てないから、少しでも老化を遅らせるためにも頑張らねば・・・。

いきなりは難しいから今回の検診を起点として、「歩く」を少しだけ実践してみよう。

≪野茂英雄≫
メジャーリーグを楽しく又、熱く見させてくれた。
「本当にありがとう」
この一言に尽きる。


多文化共生研究会

2008-07-17 | Weblog

午後から多文化共生研究会の「教育・労働・相談部会」が開催され出席。
色々な資料を出していただき、課題について討議を行った。
中でも気になるデータをご紹介したい。

長野県で行っている多文化共生くらしのサポーターへの相談件数変化
(ポルトガル語・中国語・タガログ語・タイ語)
平成13年  119件(相談会開始の年)
平成14年 4385件
平成15年 8919件
平成16年 6551件
平成17年 6839件
平成18年 7655件
平成19年 8660件

長野労働局への労働問題の相談件数変化(ポルトガル語が主?)
平成13年   13件
平成14年   42件
平成15年   48件
平成16年   29件
平成17年   87件
平成18年  237件
平成19年  300件

外国人労働者のネットワークが少しずつ定着・浸透してきた結果と見てもいいのでないだろうか。

委員の皆さんとお話しをしていて、想像はしていたものの現場の実態を聞くにつけ、
日本と言う国は・・・。
日本の経営者の実態は・・・。
(個々の内容については、問題もある為記載を避けるが)
色々と考えさせられる機会となった。こんな時こそ私たちのような組織された労働者が、前面に立って対応をしていかなければならないと痛感した。

又、もうひとつの収穫として、長野県や各市町村の取り組みを一覧にしていただいたものを頂き、こんなにいいものがあったのかと言う(私の勉強不足です・・・反省)
「ようこそ長野県へ ニューカマーズガイド」
と言うものをいただいた。早速、相談担当にお渡しし、参考にしてくださいとお願いした。
こう言ったツールの充実がひとつは求められるんだろーな。

日々、勉強させていただく毎日
ありがとうございます。
精一杯活用させていただきます。


中越沖地震

2008-07-16 | Weblog

中越沖地震から、1年が経過した。
岩手・宮城内陸地震の映像も手伝って、今でも、あのがけ崩れの光景が眼に浮かぶ。
犠牲になった皆さんのご冥福をお祈りするばかりだ。

全ての自然災害では、いくつもの教訓を与えられている。
その教訓を活かせる知識と行動を人間は持っている。

最近、身近で起こる大きな災害。
人の営みが全ての自然災害に影響を与えていると言う人も居る。
確かに、人間の営みはその9割以上が、自然に対して「悪影響」だと思う。
しかし、私たちは生きていかなければならないし、生きて行きたいと思う。

与えられた教訓を活かすためにも、私たち一人一人が考え行動していかなければならない。

不謹慎なのかもしれないが、犠牲になった皆さんが色々な事を教えてくれているのではないだろうか。

このような日にもう一度、振り返ってみると言う事は大事な事だと思う。

まだまだ記憶に新しい災害で、この言葉は当てはまらないのかもしれないが、大切な言葉として・・・・

「温故知新」


燃料高騰問題

2008-07-15 | Weblog

15日全国のほとんどの漁船が休漁に入った。
運輸業界も、かなり厳しい事業運営にさらされている。
ものづくりの中小企業も、ここに来て一気に各種の問題(倒産・雇用等々)が噴出。
全ては「燃料高騰」による影響だ。

首都高では、交通量が減り借金返済への影響も出ると言われている。
借金は、言わずと知れた「税金」だ。

 経済・暮らしが、負のスパイラルの入り口に入った事は誰も否定しないのではないだろうか?既に個々の努力は限界を超えているのに、国は有効な対策を何一つ打ち出そうとはしない。普通に何故だろうと思う。

 早期に、緊急の経済立て直し策を講じていかなければ、このまま深い暗黒の世界に引きずりこまれてしまうのではないだろうか。
私は、そこまでの危機感さえ感じる。

 

こんな事を考えていて、思い出したのが。

横山秀夫の「出口のない海」。

更には、

過去にも登場した信大経済学部・井上準教授の「キューポラのある街」と「現代」の格差問題のお話。

目の前に、努力すれば次のステップへとたどり着けるドアがある時代。
努力しようにも、前に何の明かりも無く、行き先さえわからない時代。

行く先を示す「ほんの少しの灯り」を灯すのが、今の政治に求められている。
そんなに大げさなもので無くていい。ほんの少しでも・・・・。


マイ箸

2008-07-12 | Weblog

今日は、松本センター勤務。
朝早くから友人のメールで目が覚める。8時過ぎに友人宅へ集合!!
お盆の同窓会開催通知の仕分け作業。
保育園・小学校からの永~いお付き合いの友人達。結局5人も集まった。
しばし、入学・卒業写真で大盛り上がり。
良いものですね。永く付き合える友人と言うものは・・・。

本題。
先日、自身の単組(セイコーエプソン労働組合)のS委員長・N副委員長が私の見守りに着ていただいた。(ありがたいことです)
その際にお土産として手渡されたのが、きれいな布袋に包まれた「箸」。
そう!
今、単組では「マイ箸運動」を展開中。
この箸。中々の優れもの。
「箸」は、木曽ヒノキの間伐材
「箸袋」は、着物などのハギレを使用
「袋の縫製」は、カンボジアの家庭で
「箸の袋詰」は、授産施設等で
社会全体の繋がりを実感できる逸品。

自身のブログでエコバックの事も記載したが、最近はいろいろな形でこう言った感じの「エコ」活動に出会うことが多くなった。素直にうれしい。
連合長野は、今年度は「エコバック」に力を入れて皆さんに呼びかけをしている。
別に拘りはないが、何かひとつの行動をしていただきたい。

すべてのものに「ありがとう」と言う気持ちを持てれば、何かが始まる。


写真は、松本センターの窓から松本駅周辺を写したものです。
それにしても今日は本当に「暑い」


事務処理

2008-07-10 | Weblog

残してあった事務処理をやっと終える。
さて、いくつか残されている課題にいて、まとめをしなければ・・・。
ふっと記憶が飛ぶ。
何だったっけな?
なるべくノートなどに記載しておくのだが、大事な事を忘れているような・・。
 それでも優先順位は低いと言ってもやらなければならない課題は山積している。とノートを見ながら、ひとつひとつを整理していく。でも、何かが引っかかってしょうがない。こうなると、手が止まってしまうのが悪いくせ。書類をひっくり返したり・ノートを見直したり周りから見るとやたらと「何やってるのか」と言うところだろう。
何とか「大丈夫だ」と言い聞かせて一日を終えた。
又、明日は同じことの繰り返しにならないように、夜の間には思い出そう。

≪サミットについて≫
どう見ても、聞いても私には成果が上がったと言う感覚がない。
テーブルに着く事が出来たのが成果だとか、いろいろと言っているが本当に成果なのだろうか?私たちからすれば当たり前の事が出来ていなかっただけとしかとれないのだが・・。
異常な原油高により、私たちの生活を取り巻く環境は「悪化の一途」を辿っている。
今の政権には、全くそれを回復させようと言う気持ちが感じられない。もう限界を超えている。
 福田さん!
 早期解散により国民の今の気持ちをしっかりと受け止めてから、出直してください。

 

写真
通勤途上に咲いていました。
あまりに鮮やかな色の花だったのでパチリ。
花の名前はわかりません。