アパートの布団の中で寒さを感じて、6時に目が覚めすぐにエアコンを入れて部屋を暖めました。アパートの窓の前は、立体駐車場になっているため一年中閉めっぱなしになっているカーテンを少し開けて外を見て、天気予報が当たっている事にビックリしました。長野では久しぶりの「雪」でした。私は、季節外れの雪は大好きです。しかし「温暖化現象」とかによる異常気象のひとつだとしたら、もっと考えなきゃいけないな。なんて考えます。
フランスの雇用政策について考える。
各メディアの報道にあるように、若者向けの新たな雇用制度(CPE)をめぐり、フランスが混乱状態にあります。CPEとは失業率の低下をネライとして「26歳未満を雇えば2年間は理由なく解雇できる仕組みを作り、企業の若者の採用意欲を高める」という事ですが、雇用の不安定化を嫌う大学生や高校生が反発、3/18には労働組合なども巻き込んだ全国規模のデモを実施し法案撤回を求めた。(3/28.29と更に行動は拡大している。) 「NO!!CPE」とペイントし、自分の意思を表していました。「2年間もびくびくして働くなんてごめんだ、耐えられるものではない」「性別や人種、信教による差別で解雇されても何も言えない」さらには、「いつ解雇されるかわからない若者に部屋を貸す大家やローンを組む銀行なんてない」とつぶやく若者もいた。(朝日新聞の記事より)純然たる抗議行動なのに、最近は、1年後の大統領選をにらむ野党がなどが加わり混乱は加速しているように見えます。メディアは、世界中で学生運動に火をつけ、当時のドゴール政権を揺るがせた68年の「※パリ5月革命」と重ね合わせて報道しているところもあります。フランスは、一旦雇ったら日本のように簡単に解雇を出来ない制度となっていることから、使用者が雇用に対して慎重になり、失業率が高止まりをしているこの状況を打破するための施策であるのに、一長一短ありますね。
※ パリ5月革命(各文献によりわたしなりにまとめたものですので、間違いがあったらご容赦ください)
国際的な「グローバリゼーション」に反対し、自由と平等と自治を掲げ、1968年5月21日に、フランスのパリで、一千万人の労働者や学生がゼネストを行い、これに対し、フランスの機動隊がこの参加者を殴打した。この行動に対して、フランスの各労働者はストライキに突入しフランスの交通システムはすべて麻痺状態に陥った。また学生も参加し事態は拡大した。これに対して、ときのドゴール大統領は、軍隊を出動させて鎮圧に動いた。そして国民議会を解散し、総選挙を行い事態の解決をはかった。労働者の団結権、特に高等教育機関の位階制度の見直しと民主化、大学の学生による自治権の承認。大学の主体は、学生にあることを法的に確定し、教育制度の民主化が大幅に拡大された。この時の流れとして日本では、「故今井澄先生」などが中心となった。1969年の東京大学学生占拠にみられる全共闘の活動につながり、国際的反グローバリゼーション運動の導火線となった革命。