カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

Just a cup by Axel Hecklau

2021-04-11 18:21:00 | カップアンドボール

 今回は、いわゆる典型的なカップ&ボールでもなくチョップカップでもないAxel Hecklau氏の「Just a cup」の紹介です。氏の商品のほとんどは氏のサイトからしか購入できませんので、この商品も日本での知名度は高くないと思いますが、個人的には名作だと思っています。(氏の代表作なので思ったより知名度高いかもしれませんが

 Axel Hecklau氏といえば、パーラー部門で高重 翔氏がFISM3位を獲得した2018年のパーラー部門2位の実力者です。氏の有名な作品としては新聞紙が鮮やかに復活する「Newsflash 2.0」は国内のお店でも販売されてました。

 この新聞紙の復活はハンガリーのSOMA氏が2009年のFISMチャンピオンとなった演技に使われています。私も日本の番組で氏の演技を見ましたが不思議で面白かったです。


 このブログではカップに関することを紹介してますので、ソーマ氏が日本で撮影したカップを使ったマジックも紹介しておきます。肝心なところはカメラのフレームから外れていますし、実際の観客を前にどれだけ自然にできるか分かりませんが、お店には同じカップはいくつもあるので即席でできるかもしれませんね。


 話がそれましたが、今回紹介するのはそのAxel Hecklau氏の「Just a cup」です。サブタイトルとして「This is (not) a chop cup」と書かれていますように、多分演技を見た人はチョップカップだと思うでしょう。そして、チョップカップ特有のカップの置き方をしていないことや、カップとダイスを観客がチェックしているのを見て不思議に思うでしょう。

まずは、演技の映像です。



そして、これは、そのJust a cupの特長を説明したビデオです。


どうでしょう、素晴らしいと思いませんか?

実は演技の中で氏がカップの中と両手を同時に見せるシーンがあるのですが、そこで私もドキッとしました。手に何か完全に持っていると思っていたからです。また特長を説明したビデオでは(これは解説のビデオからの抜粋です)観客の人が、演者の手にあったサイコロが自分の手の上のカップを貫通して手の上に落ちてきたときに非常に驚きます!撮影後のシーンもあるのですが、種を教えてくれと最後まで言っています。もちろん、この観客がとても反応の良い観客であることは間違いないのですが、この演出が優れていることが分かります。

 また、手順の中では、指を手の甲側に曲げてバキバキという音を立てるギャクやトミーワンダーのカップで使われていたカップの袋が入っているなど、いろいろ起こります。観客を楽しませることを考えた手順だと思います。

 さて、購入ですが、氏のサイトの商品ページで購入できます。演技をする権利も付いてきます。



 ちょっと高いですし、本当に自分にもできそうか?と思う方はペンギンマジックのライブシリーズの内容にありますので、これを見てから購入を検討されるのも良いかもしれません。(私は見ていませんが、多分種明かししているのではないかと思われます。)

 この「Just a cup」チョップカップ的なマジックのアナログ的な解決策の最終にほぼ近い形だと個人的には思う良いマジックなのですが、ハンドリングにおいて、練習不足のせいですが、やや気を付けたまま演技をしなくてはならず、レパートリーにはなっていませんでした。そこへ以前紹介させて頂いた「Presto Cups」を知り、同様のことがよりストレスなくできることを知ったので、個人的に今は「Presto Cups」をレパートリーにしています。ただ、「Just a cup」の方がカップとダイスしか使わないので特にマジシャンには不思議に見えるとは思います。「Just a cup」の両手の改めのインパクトを感じましたので、「Presti Cups」の自分の手順ではそれに近いことをやってますし、ビデオにあった観客の手の上に玉が落ちてくるというのも含めています。



<余談>

 去年末に始めたブログも50回目となります。手持ちのカップを半分以上紹介した気もするので100回までいけるかわかりませんが、100回目指して続けたいと思います。数カ月経ってもフォロワーは1人の方という寂しいブログですが、アップすると数人の方がすぐ見て下さっているのと、時々Google検索から辿り着いて一気にいろいろ見て頂いているのをみると、自己満足で書いているとはいえ、うれしくなります(クローリングだったりしてというのは敢えて言いません^_^;

 マジックの解説や商品の紹介ページは非常にたくさんあるなかで、カップに特化した貴重な情報源になればいいなと思っています。















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