本物の瓶のように見えるラバー製品などで有名なニールセンが発売しているチョップカップです。最近ではHenry Harrius氏の「REFILLED」のボトルギミックはノーム・ニールセンマジックの許可を得て開発したそうですよね。(「許可を得て」というのは何か製造方法などで特許を持っているのでしょうか…)。そのニールセンマジックが出しているチョップカップはなぜか日本スタイルのティーカップ(Japanese style ceramic tea cup)…と言われると少し違和感があり、日本人的には湯呑というキーワードがピッタリくるでしょうか。この形の湯呑でお茶を飲む機会が減って気がします。形としてはご飯をいれお茶碗の形、、、ん?そもそもご飯を入れるのになぜ「茶」碗??
ごはんを盛るのに、なぜ「茶」碗? | 深むし茶 静岡 深むし茶のギフトなら小野園
話がそれました…、というわけで、陶器(セラミック)のチョップカップです。仕掛けがある用には見えません…「昔は身の回りのものを使ってマジックをしていました…代表的なのがこのような茶碗を使ったマジックでした…」とかいう感じで始めると導入として道具を出すのが不自然でない気もします。海外の人が演じるには「日本では古来からこんなマジックがあるそうです…」とか言っても出すとちょっと雰囲気ありそうですよね(笑)
セオマジックさんの商品HPからの動画です。
展示ブールでのデモンストレーションを行っている際の動画でしょうか。解説書通りの演技をしています。
こちらの動画は、もう少し凝った感じの演出をしていますね。東洋色を出している感じ(笑)
これらの演技からわかるように、通常のチョップカップと使い方が違います。ボールをリリースするための理由として「音」を使うんですね。なかなか面白い発想です!手に握ったボールが消えた…「しっ!耳を澄まして」と言って振ると音が聞こえます。そう消えたボールがお椀に入っているのです!この音を出すために、ボールが通常のニットとかではなく、木で作ったボールのようです。木のボールに赤色でペイントし、金粉のようなデザインとなっています。コーティング&着色をしているので木そのものって感じはしませんが硬めのボールです。飴玉に見えなくもないので、道具を出すときに昔の飴玉を想定したボールです。と言ってもいいかもしれませんね。
Nielsen Magicの商品ページです。
日本国内でもいくつかのショップで扱われていますが、今回はセオマジックさんのページを示します。
ちょっとお椀が小さいというか底が浅いのでボールのような形だとお椀の径に対して小さなものしか出せません。商品解説では小さなレモンならOKと書かれていますが普通のレモンは厳しい気がします。直径約4.8cmのTCCの革のファイナルロード用ボールは入りませんでした(浮いてしまいました)。ビデオのようにスポンジのボールか卵のように高さの無いモノを出すのがよいかもですね。そいう言う意味では小さなレモンもいけるのか…私はスポンジお寿司を合わせてみました。スポンジではなく本物のお寿司を出してその場で食べると、ちょっと出てくるものは小さいかもしれませんが日本風ですし、インパクトはあるかもしれませんね(笑)