。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

バラの楽園~その秋♪

2011-10-29 | 日帰り観光

やがて厚い雲がきれ、車窓から陽光が飛び込んできた。
まぶしくて、目をほそめる。
岐阜県をめざす、観光バスに乗り合わせていた。
日帰りツアーの車内は満席で、添乗員の方はやむなく補助席に。
そのかけ心地の悪さに嘆きつつも、定員達成を喜んでいらした。
私と娘は、うれしいことに最前列席をあてがわれ、見晴らしよく気分も爽快。

岐阜県で開催された花フェスタの会場は、記念公園となり、バラの楽園として存続している。

  
    

バラ園をみわたせるベンチでお弁当をひろげた。
強風だがよく晴れ上がり、まあるい陽射しが、背中にコロコロとふりつもる。

花の付きが疎らなのが気になった。
パンフレットの写真は、こぼれんばかりに満開のバラ・バラ・バラ・・・なのに。
なぜだか・・・パラ・パラ・パラ?
見頃は過ぎたのかしら。
でも、限定日のツアーだしなぁ。
園のスタッフに、その疑問を投げかけた。
バラには、一季咲きと四季咲きとがある。
春はその両方が、秋は四季咲きのみなので花数が少ない、と返ってきた。
そうなんだぁ・・・そんな自然のからくりがあったのかぁ。
パンフの写真は、春の園だったのね。

でも、落胆することはない。
色も香りも濃くなるのが秋。
茂る葉に護衛されて、一段と麗容さがきわだつ。
風がやむと、ふわっと鼻先をかすめる花の香。

 

春の花数は秋の10倍以上だが、人出も10倍以上の賑わいだそうだ。
近くで一輪一輪、のぞきこむようにしてながめる。
こんなぜいたくな観賞ができるのも、秋ならではのこと。

往路で伊吹山のちかくを通過したさい、その不自然な姿に唖然とした。
下方のなだらかなあたりが、台形に切り取られていた。
ジグソーパズルのピースを、ひょいと抜き取ったかのように。
石灰岩を切り出している、と説明をうけた。
今後も、まだまだ続くそうだ。
伊吹山まで?
恩恵をうけているとはいえ、その人間のわがままのために、削られてゆく山を目の当たりにすると
やりきれない思いだ。

かたやバラ園となった山斜面。
遠くに連なる山々に、伊吹山がかさなる。

                   開発のための、日向と日陰をみた秋の日。  



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