。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

水上の美術館♪

2013-01-19 | 滋賀を行く

あたかも琵琶湖の延長上にあるかのような、湖面に浮かぶ佐川美術館。

入口で、出てくる一人とすれちがった。
そのあと、出会うのはスタッフばかり。
きっと貸切り状態にちがいない。

館内は、くまなく程よい空調管理がなされている。
エントランスホールの高い天井を見上げつつ、ふと数年前の夏がよみがえった。

あの日の館内は、冷えすぎで困ったなぁ。。。

鎌田敏夫の「京都の恋」に、琵琶湖畔の素敵な美術館が登場する。
気になって調べるうちに、そのモデルは佐川美術館であろうとの思いが強まった。
行きたいなぁ・・・行かなきゃ・・・必ず行こう!

念願かなった初訪時は、想像以上の佇まいに度肝を抜かれた。
小説の中の情景と現実がおもしろいように合致し、妙に感動した覚えがある。

今回は二度目だが、また違う角度から楽しめた。

十分すぎる遊び空間を持って、展示された作品群。
隣りの作品に一切じゃまされることなく、個々の奥深くにまで感情移入できる。

その器である、建築物そのものが芸術作品ともいえよう。
美術館と言う大きな作品の中で、こころ泳がせる。
観覧者、来訪者の好きかってな感性にまかせた美術館はめずらしい。



ピアノの調べにのって、喫茶コーナーの特等席にすすむ。
他に客はなく、初めてとまったく同じ事の運びだ。

ケーキセットでまったりと過ごす。
ガラスの向こうでは、何もかもが水上に浮かんでいる。

水面に降る陽光を細波が切りきざみ、辺りに放つ。
壁や天井をキャンバスに、光のかけらが揺らめきだす。
ここでは、自然までがアーティストだ。

水上の美術館で、贅沢きわまる時が積もりゆく。
このまま身を委ねていたい昼下がり。


                            ・・・視線をなげれば
                            ・・・そこが、すべてが
                            ・・・アートな空間
                            ・・・そこで
                            ・・・わたしもアートになる

 


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