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青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

学級崩壊

2017-12-21 07:12:09 | 日記
昨日は、我が家のある地域で、小・中学校合同引き渡し訓練が行われました。
目的は「大規模地震情報発表時における児童・生徒の安全な帰宅を期するため、小・中学校合同訓練を通して保護者への円滑な引き渡しの方法について周知を図る。」です。

娘の通う小学校では、毎年夏に学校単体で引き渡し訓練を行っています。
で、毎回引き渡しに無駄に時間が掛かるのですが、一向に改善されません。主な原因は保護者にあると思います。
とにかく、喋り過ぎ。
喋ってないと死ぬ病気なのかってくらい、ずっと喋っている保護者が多いです。これは授業参観の時も同じ。お喋りならファミレスでどうぞって思います。これじゃあ生徒たちも授業中にお喋りする訳だ……。今回も勿論例外ではありませんでした。合同訓練が今後毎年行われるようになるかどうかは分かりませんが、やはり一番の課題はここだと感じました。

ちょっと話が変わりますが、今回も娘から私の服装についてダメ出しがありました。
確かに私の服装は昔から独特だと言われますが、別に派手ではないのですよ。スカート主義なだけです。それと、髪型は常にロングです。今回もワンピース×ウェービーロングで行ったら、娘からメチャクチャ目立っていると言われました。色味は控えめなのですが。
娘的には、保護者の服装とはジーパンにチュニックかスウェット、髪型はショートかセミロングが普通なんだそうですが、私はそういう格好は苦手です。あと、おもてに出るのにノーメイクも無理です。この点については夫からも、「誰も見てないのに何でいちいちお化粧するの?」と言われたことがありますが、私にとっては、誰が見ているとか見ていないとかは関係ないのです。

話を戻して。保護者が原因と言えば、もう一つ。
今年度の娘のクラスは、学校でもぶっちぎりの学級崩壊状態に陥っています。
もう、一学期の最初の週から無法地帯。
授業中に立ち歩いたり大声で喋ったりする生徒なんてまだましな方で、中には殴り合いの喧嘩を始める生徒もいるそうです。小学五年生ともなると、男子はかなり力が強くなっていますから、担任の女性教諭では取り押さえることが出来ず、逆に殴られたり突き飛ばされたりするので、騒ぎを聞きつけた隣のクラスの男性教諭が止めに来るまで収束できない状態がずっと続いていました。

隣のクラスの先生に掛かる負担が大き過ぎるため、二学期からは校長と教頭が交代で娘のクラスの副担任の役割をするようになりました。
しかし、事態は一向に改善されず。
毎日のように暴れる生徒たちを、校長や教頭が鬼の形相で押さえつけ、校長室に連行するのですが、当該生徒にはそれが恥だという認識が無いようで、寧ろ武勇伝になっている有様でした。

校長や教頭には他にも仕事がたくさんありますから、一クラスにばかり張り付いているわけにはいきません。
そこで、今月から、以前に娘の学校で校長を務めていたOBが週四で副担任をすることになりました。娘によると、普段は面白い先生ですが怒るととても怖いらしいので、今度こそ…!と期待しています。

娘のクラスの問題は授業中の大騒ぎだけではありません。
一学期からある男子生徒がいじめにあっているのですが、日を追うごとにその内容が酷くなっているのです。
いじめられている子も抵抗はしているのですが、如何せん多勢に無勢、毎度袋叩きに合っているそうです。文具で首を刺されたり、殴る蹴るで口や鼻から血を流したり…。
いじめられている子が一番辛いのは勿論ですが、暴力沙汰に慣れていない子の精神的負担も大きいです。うちの娘も青い顔で帰宅して、暫く私にしがみ付いていることがよくあります。
大人の世界では刑事罰の対象になるようなことでも、学校内では保護者が呼び出されるだけなのですよね。それじゃあ解決は難しいだろうな、と思いますよ。いじめにも刑事罰を、と切に願います。

学校側も無策ではないのです。
ちゃんといじめが起きていることを認めていて、学校の権限で許される範囲で心を砕いてくれてはいます。
その一環として、秋に一度、いじめと学級崩壊について保護者会が開かれました。
そこで、問題児童の保護者達が交代でクラスの監視に来ることになったのですが、端から来ない人もいれば、来ても目の前で自分の子供が暴力をふるっているのに知らん顔な人もいて(そんな人たちばかりではないのですが)、あまり機能していません。
子供の問題は、学校の対応や先生の指導力の有無より、保護者の対応のまずさが根っこにあるのではないかと思います。保護者がいじめを悪だと認識し、厳しく指導しない限り、子供が更生することはないでしょう。

先生は頑張っていると思いますよ。
娘はメガネなので一番前の席なのですが、先生がため息をついたり浮かない顔をしていたりしているのをよく目にするそうです。「もう、嫌だ…」と呟いていたことも。時々上の空になっていて、生徒から「ババァだから耳が遠いんだよ」なんて言われることもあるそうですが、精神的に追い詰められているのだろうなと心配です。人の話に集中できないって、鬱の症状の一つですから。

今の教師は猛獣の檻に素手で放り込まれているようなものです。
教師からの体罰は禁止されているのに、生徒の方は教師に対して暴力をふるい放題ですから。確かに私の子供時代には大概な暴力教師が結構いましたが、取り締まり方が極端だと思います。教師にも身を守る権利くらい認めるべきです。
生徒の人権を過剰に保護するあまり、教師の人権を蔑ろにした結果がこれなのでは、回り巡って生徒の人権も侵されることになると思うのですが、いじめっ子の親はそんなの気にしないんでしょうね。なんせ「ちょっとふざけただけ」「そんなつもりじゃなかった」がデフォな人たちですから。

親としては我が子を守るのが精一杯です。
娘も二回だけですが、文具を盗られたり、叩かれたりしたことがあって、相手の保護者とお話をしたことがありました。
その時の先方の言い草が振るっていましたよ。
「お宅のお子さんは、まだましな方」だそうです。自分の子供は他の子にはもっと酷い事をしているのだから、そのくらいのことは泣き寝入りしろ、ってことですかね。
勿論、全力で却下です。
二回とも謝罪と弁償を戴くまで、根気よくお話を続けました。その結果、いじめっ子の保護者の間で、「あの子の親は煩いから要注意」と回覧されたらしくて、今のところ娘の被害は止んでいます。娘もいじめっ子の一人から、「お前のお母さんは怖いから」と言われたそうです。
娘には、「お母さんに言えば何でも解決してくれる」と喜ばれていますが、お母さんは決して喧嘩上等ではなく、出来るだけ平穏に生きたい人間です。こういうのは精神が削がれますよ。
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