マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

御田植神事(住吉大社)

2018年06月15日 | イベント・行事



今日のフォト。 住吉大社の御田植神事に、行って来ました。
神事、お祭り、イベント、これらの撮影は、場所取りで決まる。


私は、神事の始まる3時間半前に行ったけれど
根性のあるカメラマンが、列をなして待っていた。
何とか、カメラマンたちの 仲間入りをさせてもらいました。






            









御田植神事にご奉仕する、神聖な斎牛。
兵庫県三木市で育てられる但馬牛(黒毛和種)で
例年メス2歳が、ご奉仕する慣わしになっています。









斎牛は、背中に赤い飾幕を掛け
草綿で飾り立てられ、代掻きのご奉仕をする。









博労(ばくろう)の介助によって、土を細かく裂き
水田の泥土を慣らして、苗を植えやすくします。









ひーさーい (おひさしぶりです)
ひゃーたまえ (いやぁ、おめでたい)
ひゅーとー (いやぁ、お国入りお国入り)
と、供奴(ともやっこ)が、掛け声をかけながら歩いて来る。=写真上。


伶人(れいじん)。 
歌方2人、笛方2人、鼓方1人の5人。


八乙女(やおとめ)
白衣に、緋色の差貫、笠は金扇子を半開きにして
あやめの花の飾り。









稚児(ちご)
白衣に桃色の水干、紋入りの袴姿で、天冠を付ける。









御稔女(みとしめ)=左。
顔は見えなくて、残念。 御田植神事では、舞を奉納する。


植女(うえめ)=右。
顔が見えなくて、残念。


早苗を持つ女性。 萌黄色の地に、松に雀のある水干をまとい
花笠には、菖蒲と草綿をさし、金と銀の蝶が飾られている。









御田(おんだ)中央の舞台で
植女(うえめ)から苗を受け取る、替植女(かえうえめ)


八乙女(やおとめ)が舞台に行き、「風流花笠」
昔から伝わる、御田植神事の早乙女舞を舞う。









斎牛は一生懸命に代掻きをし、替植女たちは、苗を植えてゆく。
斜めに緑の線が入っているのは、カメラの不具合ではなく









御田には、ワイヤーのような線が、張られているのです。=左下。









代掻きが終わった斎牛が、やって来ました。
観客たちは、拍手をする。









行列の時に、顔が見れなかった御稔女(みとしめ)が、舞台で舞う。
神田代舞(みとしろのまい)は、雨乞い祈願の竜神の舞。


頭上には、竜神の冠が輝く。
卯花、鷺(さぎ)、松、雲の模様が美しい衣装。









武者行事・棒打ち合戦。









武者行事・棒打ち合戦。









地元の童女たちからのご奉仕、田植踊(たうえおどり)
早乙女姿が、何とも可愛らしい。









地元の童女たちからのご奉仕、住吉踊(すみよしおどり)
♪エー 住吉さまの イヤホエ 摂津浪速の 一ノ宮


ちなみに江戸伝統文化の「江戸芸かっぽれ」という芸能は
住吉踊の流れをくむものと言われる。









替植女による田植えが、進んでいきます。
住吉大社の御田植神事は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。









御田植神事で植えられた、早苗はやがて大きくなり
10月17日の宝之市神事(御田刈式)では
御田の御祓いの後、初穂を収穫して、神前に奉納する。
瑞穂の国・日本、今年も豊作であってほしいと思う。






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