
今日のフォト。
今年5月、庭の散水栓ボックスの中から、母子草が生えてきた。

私はその母子草を摘み取って、キッチンに生けた。
母子草、私の大好きな花。













うちの家には、根性木、根性草なるものがあります。
こんなコンクリートの隙間から、シダが生えています。

もの凄く逞しいです。

わずか、1cm あるかないかの コンクリートの隙間。

フェンス内側は、我が家。
フェンスの正面向こうは、西隣のお家。

西隣のエアコンの室外機の前に1本の木が生えています。
フェンスの高さが180cmなので、木の高さは250cm以上あります。

落ち葉のある側溝の中央が、うちとお隣の境界線。
だからフェンスの向こうにあっても、この木はうちの土地に生えた木。

こんな隙間に生えているのです。

幅が狭いので、幹は隙間を上がると、大きく膨れています。

コンクリートの隙間は、わずか2cm ほど。
そこから幹が出ているのです。

幅2cmほどの幹だけれど、長さは12cmあります。
普通、幹は丸いけれど、2:12は、かなり変な形の幹です。
この木を「根性木」と呼ばずして、何と呼ぼう。

その根性木の前にある雑草は、ヨウシュヤマゴボウ。

わずか1cmほどの隙間から出ています。
2010年12月に、我が家のリフォームをした時
この狭い勝手口を業者の人たちが、行き来して踏み倒されて、
枯れてしまったので、私は、引っこ抜いたのに、2年ぶりの復活。

2010年には、幹はサツマイモのように膨れ上がっていました。
2010年7月の写真です。

白いつぼみが花を咲かせ、花が終わると緑の実がなり
立秋の頃には、黒い実に色を変えていきます。

フェンスのこちらは、我が家。
そして室外機のある向こうは、西隣。
そこにヤツデの木が生えています。

フェンスの向こうだけれど、お隣との境界の側溝の
手前のコンクリートの隙間から生えているので、我が家の木です。

かなりの根性ものです。

コンクリートの隙間は、わずか2cmほど。

ヤツデの葉っぱが小さい頃に、フェンスの隙間から
我が家に葉っぱを潜らせたのか、今、40cmほどの葉っぱが、こちらにあります。
6月のある日、西隣の奥様に言われました。
新しいエアコンを入れるので、室外機の工事の時
あの木、何とかなりませんか?
室外機が回りだすと、根性木に熱風が当たり、可愛そう。
それに室外機に、葉っぱが絡まりそうでした。

苦情ではなくても、お隣からの「何とか・・・」の言葉に
ご迷惑であることを悟って、私はこの根性木を切ることにしました。
6月の半ば、植木屋さんに来てもらって、伐採しました。
住み始めた当初は、こんな木はなかったけれど、いつの間にやら生えて
大きくなって、250cm以上にも伸びてしまいました。

これでスッキリして、お隣のエアコンの工事も無事に終わりました。
植木屋さんに、根性木を伐採してもらう時、その前にある
ヨウシュヤマゴボウをくれぐれも、踏み倒さないでくださいと、お願いしました。
過去に、根性木を書いた記事です。
マドンナのナイショ話 2009年7月6日 根性木
マドンナのナイショ話 2009年7月15日 根性木

今日は、雨でした。 降り続く雨も、根性木や根性草にとっては恵みの雨。
私は、根性木や根性草には、一切、水やりはしていません。

ヤツデの木の前には、室外機はないし、これは伐採できませんでした。
今日の雨で、緑も濃くなって、とてもきれいでした。

植木屋さん曰く。
あの根性木は、クスノキだったそうです。

つぼみだったヨウシュヤマゴボウは、花を咲かせ
花の終わったものは、緑の実がなり始めました。
雨の季節が終わると、猛暑、酷暑、残暑。
1ヶ月雨が降らなくても、根性木たちは生きているのですよ。
どこにそんなパワーがあるのかと思う。
一重に、「生きる」という、根性なのかもしれない。

2年ぶりに、ヨウシュヤマゴボウが復活したように・・・
もしかして伐採したクスノキの幹から、葉っぱが芽吹いてきたりして。
こんなにも生きることに、執着のある子たちだもの。
「世にも不思議な物語」なんてのもあるしね。(笑) 怖~~い。