マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

ニューヨーク恋物語2010・ニューヨーク編

2010年11月07日 | ニューヨーク恋物語
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今日のフォト。
マンハッタン(NY)をクルーズ。(笑)









                 









素敵な光景(写真)に出会えたので・・・
1年ぶりに、「ニューヨーク恋物語」の短編を書いてみました。



2005年5月に、このブログからデビューした
「ニューヨーク恋物語(マドンナ執筆)」は
5年半経った今も、大沢はニューヨークで暮らしています。



たった12枚の写真の上で、大沢の今日子への愛を語るのは
あまりにも短すぎるけれど・・・ 
11月6日に撮った写真の上で、お楽しみいただけたら嬉しいです。









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今日の1曲  愛し君へ 森山直太朗 









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今日子・・・ 今日はマンハッタンをクルーズしているよ。
潮風が心地よく、僕は久しぶりに寛ぐことが出来た。



今日の海はとても穏やかで、キラキラと輝いている。



そんな海をクルーズすると、僕たち2人の人生の航海も
きっとこんな風に、輝いていたに違いないと思ってしまう。









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今日子・・・ 君が逝ってから5年の歳月が流れたよ。
君はあの時のままだけれど、僕はだんだん中年の叔父さんに近づいてきたよ。



ベルトだってきつくなって、君がいたら、僕のお腹を叩いて
「ポンポコポン」なんて言って笑うだろう。



今日子・・・ 僕はこの秋、ニューヨーク支店のチームリーダーに昇格したよ。
今日子も一緒に喜んでおくれ。



久しぶりに潮風に当たったら、君の匂いを思い出して・・・
今は、懐かしさがこみ上げてくるよ。









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今日子・・・ 夕陽が海に傾き始めた。
地平線の向こうに行けば、君に会えるのだろうか。









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沈む夕陽が君ならば、僕は全力でこの海を泳いで、君をつかまえたい。
君はいつも太陽のように輝いていた。 君は僕の太陽だった。









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夕陽に照らされながら、行きかう船、カモメが船の周りを飛んでゆく。
船の上にも、たくさんの出会いがあるものだ。









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そんなことを考えている間にも、夕陽はどんどん沈んでゆく。
僕の乗った船は、沖へ沖へと出る。



僕が今でも君を追いかけているのを 見透かしているかのように
この船は、太陽を追いかけてゆく。 僕の太陽を。









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ゆく船がいて、帰る船もいる。
航海とは、必ず出た港に帰るのが約束ごとだ。



けれど今日子の船は、もう2度と僕の港へは帰って来ない。
夢なら醒めてほしいと、何度思ったことか。









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今日子・・・ 今日の日没は、17:00  
あと10分で、太陽が地平線の彼方へ沈んでしまう。 



けれどこの太陽は、明日の朝には東の空から昇り始め
また僕に、エネルギッシュな1日を与えてくれる。



君がこの太陽だったら、どんなにいいだろう。



君と一生涯、夜を共に過ごせなくても
朝には会えるこの太陽だったら、どんなにいいだろう。









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今日子・・・ もしかして・・・ 君はそこにいるのか?
お茶目でいたずら好きの今日子が、太陽にぶら下がっているのか?



最後の10分間に、サプライズが起きた。









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太陽が、化粧し始めたんだ。
眉を描き、チークを入れて、シャドーを付て、アイラインを引いた。









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こんなお茶目なことをするのは、今日子しかいない。
日没まで、あと5分。



君はその美しさをまた僕の心に、刻もうとしているのか。
僕の心は君に照らされて、真っ赤に燃えあがっているよ。



今日子・・・ 忘れるはずないじゃないか。
化粧なんてしなくても、忘れるはずないじゃないか。









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時間よ・・・止まれ。  沈まないでくれ。
目の前に今日子がいるのに。



君はこんな風に、永遠に僕の太陽で居続ける。
今日子・・・ 今日子・・・ 愛しの今日子・・・












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