Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

中小企業診断士試験 口述試験対策振り返り

2010年12月24日 07時00分11秒 | Weblog
いまさらですが、誰かの参考になればと思い、本年度の自分の口述対策を投稿します。

筆記試験の手ごたえからして、不合格を確信していたため、再現答案を書くために、再度各事例を読んだことはありましたが、合格がわかるまでは一切口述対策はしていませんでした。

なので、合格がわかったときは、「やべぇ、口述苦手なのに今からで対策間に合うか?」という不安が先にたちましたw。

手探りで、以下のような手順で取り組みました。

■受験機関の模擬面談申し込み

まず行ったことは、筆記の合格発表があった翌日に受験機関の口述対策用模擬面談を検索し申し込みをしました。後になればなるほど、自分の希望日時の予約ができなくなることは先輩の話で知っていたからです。

非会員が申し込めるのはTACとLECだけでした。
TACは2000円(面談当日払い)
LECは1000円(オンライン払い)

TBCとMMCは受講生のみ受付していましたので申し込めませんでした。

AASは模擬面談の募集は無かったと思います。

申し込み日は、本試験前日の土曜日にしました。
理由は、それまでにじっくり練習をしておき、模擬面談はその成果を試す場にしたかったからです。

■想定問答集入手
次に、口述試験の想定問答集を手に入れました。

TACは11月ごろに開催され、無料で配信されていた口述対策講座を視聴すると、口述試験に向けた具体的な準備方法と想定問答が記載されたテキストをもらえましたので、そこから入手しました。

LECは上記の口述模擬面談を申し込むと、もれなく想定問答集がついてきました。

AASはAASのホームページから購入しました。1000円だったかな?

TBCは知り合いに見せてもらいました。

■各事例のベスト答案作成
以上の準備をしてから、土曜日の夜、日曜日(休)、月・火曜日の夜、水曜日(休)の時間で、各事例のベスト答案作成を行いました。答案を書くだけでなく、答案の根拠列挙や答案にいたる思考プロセスを書きました。これによって、事例の内容をしっかり把握しようとしたのです。

■想定問答集のボイスレコーダー吹き込み
水曜日の夜に、4社の想定問答すべてをボイスレコーダーに吹き込みました。本当はランダムに選曲してくれるようなものが望ましいのですが、ボイスレコーダーしかもっていなかったので、事例ごとにフォルダを作り、そこに吹き込みました。これは電車の中などでトレーニングをするためです。

■想定問答集の縮小コピー
電車の中や休憩時間で使おうと思い、各社の想定問答集を一冊にまとめようとしたら、サイズが合いませんでしたw。その内容の充実度から、LECの想定問答集を主力にしようと思ったのですが、LECはB5、それ以外はA4サイズなのです。しょうがないので、LEC以外を縮小コピーした上で、合本しました。

■ボイスレコーダーで質問を聞き、答える
木曜日から電車の中や休憩時間にボイスレコーダーに吹き込んだ質問を聞き、答える練習をしました。通勤時間は往復80分、休憩時間は70分。家に帰ってきてからもひたすら練習しました。テキスト片手に、答えられないものはすぐに解答を見て、もう一度答えられるまでやりました。

想定問答集にないけれども、各事例の与件文や設問分から読み取れる各企業の取組について、「他にできることはないか?」という点や、何気く与件文に記載されている単語の意味を調べるなどを行いました。
特に前者は、その企業の強みや戦略を明確にしておかないと答えられないので、強みや戦略を具体的に自分の言葉で言えるように訓練しました。たとえば、事例Ⅱの単身高齢者世帯へのサービスが他にできないか?という観点から考えて、高齢者の毎日の料理に対する不便さを解消するために朝昼晩の食事を届けるなどへ幅を広げて考えました。

口述対策を行うと、より事例に対する深堀や理解が深まるので、実は2次試験の学習には口述対策を真剣に行うことが有効なのではないか?と考えたりしました。

口頭で相手にわかりやすく伝えようとする訓練が思考力を鍛えるような気がします。

■受験機関模擬面談
当日は、本番と同様、スーツとネクタイで行きました。模擬とはいえ、見知らぬ人と対面し、ガチンコで質問されて、即応しなくてはならないというプレッシャーは本番同様ありました。
中野LECに行った後、池袋TACに行きました。
中野LECの受付の女性が女神様のように美しくやさしかったのは内緒です。
中野LECでは、4問聞かれました。結構、講師の方が怖かったですw。
池袋TACでは、解答時間が短すぎ、9問も聞かれてしまいました。沈黙もしてしまいましたが、終了後の講評で先生から「あなたは怖いもんがないんですか?」と聞かれました。どうやら、沈黙したまま必死で考えていたので、長時間沈黙していても耐えられると思われたようです。普通なら、「すいません、わかりません」とか応えるのに、沈黙しその上で、何らかの回答をひねり出したので、驚かれたようですw。
TACでは痛恨の質問機器間違いミスを犯しました。
やはり、模擬面談を受けておいてよかったです。本番に向けて大分気が楽になりました。

■本番
当日、トシキさんのブログを見たら、社長にプレゼンに行く中小企業診断士を演じきれという趣旨のコメントがありました。それを見たら、緊張よりも、「もっと各企業の社長に事例に基づいていろいろな提案をいしてあげよう」と考えを摩り替えることができ、とても心が落ち着きました。
自分は試験時間が早いこともあり、オーソドックスな質問が4問。事例ⅠとⅢから各2問出題されました。
やはり、事例Ⅰと事例Ⅲは他の事例に比べて、評価が低かったのでしょう。ちなみに、全事例聞かれたという人は自分の知り合いの中では、2人いました。
質問が難しくはなかったので、何とか答え、私の中小企業診断士受験が終わりました。

■その他(想定問答集の個人的な評価など)
口述対策の想定問答集で最も自分が使いやすかったのはLECの教材でした。単に想定問答が載っているだけでなく、事例の与件文に書かれていた内容を記憶に定着させるために、与件文を短文でぶつ切りにして聞いてくるような問題も付属しており、非常に有益でした。

以上です。

この記事が来年の口述試験受験生の役に立つことを祈ります。













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