Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

受験時の行動と心の動き(第6回)

2009年11月11日 00時05分06秒 | Weblog
今日は、事例Ⅱの取組み状況(与件文読解部)とその時点での心の動きを書こうと思います。

【ご来訪いただいた方へ】
既に冗長な文章が段々長くなっています。非常に危険な状態ですw。あくまでも記録としての位置づけですので、以下の文を読まれるという珍しい方は、あらかじめご了承くださいませ。

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設問分解と見出しメモ作成終了後、もやもやしながら、与件文本文の読解にとりかかりました。

この段階で、約10分経過していました。ちょっと悩んだところがあったので、若干予定をオーバーしました。

設問分解段階で、全体ストーリーが明確に浮かばなかった事例Ⅱは今年が初めてなので、いやな予感です。

事例Ⅰと同じく、約2ページなので、情報整理しながら読むのに7~9分かかると計算しました。

与件文3ページ目のフットサル注意書きを見て、「ありゃ?なんか変なのがあるぞ?」と思いましたが、「まずは、頭から読んでみよう」と気を取り直して、読解スタートです。

まずは、段落区切り・センテンス区切りで1分。

段落と設問対応付けで5分(設問数が多いので)。

計15分。

終了予定は22分~25分経過ごろと予想しつつ、解答骨子を作るのに時間がかかりそうだから、なるべく早く終えるようにしようと心に留め、工程スタート。

例によって、段落単位に赤線を引き、センテンスごとに区切り、要注意ワードを丸で囲みました。

その上で、本文を読み始めました。

■各段落での着目点()内は感想

第1段落
・スポーツ用品店で隣接する市に2店舗(結構、手広いなぁ。消費者から支持されてるな)

・いずれの店舗においても、地域の学校や団体との関係を深め(平成19年と同様、顧客との関係は深め済みかぁ。。。でも、いいことだな。で何で関係深まってるの?)

・緻密な商品供給とサービスに力を入れてきた(緻密な商品供給?「緻密」ってのに違和感あるけど、きめ細かく商品供給してきたということかな。それとサービスね。どんなサービスかな。)

・従業員の顧客対応に関しても住民からの評判が良かった(ふむ、人的サービスも上々でお客様から評判いいのなら強み間違いなし)

・本店裏にかつて倉庫と駐車場であった土地を保有しており、その再利用を考えている。(へー、「かつて」だから今は空き地だな。銀座って名前のつく商店街の中で空き地を持ってるのか。「再利用を考えている」だから、第3問で使うのかな)

第2段落
・史跡や街中の寺院を訪れる観光客の数も多い。(X市は来街者が多いのか。目的は観光。平成20年度の事例Ⅱを思い出すな。この来街者を増やせばX市も潤うなぁ)

・駅には専門店やレストランとホテルが入った駅ビルが隣接している。B社にとって幸いだったのは駅ビルの中にはスポーツ用品店はなかったことである。(ふむ。ということは、もし、駅ビルにスポーツ用品店があったら、B社は窮地に追い込まれていたということかな?立地にかなうほどの強みはないということかな。)

・全体を俯瞰して(うお、マーカーの色はほとんど緑!!分厚く環境面を書いてるなぁ。X市の説明だな。支店は隣接する市にあるんだから、ここは本店を取り巻く環境を言っているな。なんで、こんなに手厚くX市の説明が書いてあるんだろう?やはり、X市とB社のコラボはどこかで使う必要があるんだろうなぁ。)

※本試験とは恐ろしいもので、「蔵づくり」「寺院への観光客が多い」「駅ビルにホテル」の3つを読んでいながら、X市が自分が4年も住んでいた「埼玉県川越市」であろうとはこのときは露ほどもわからなかったのですw。

第3段落
・X市内には小中学校、高校のほかに、複数の大学キャンパスもある。(学生相手の商売もあるなぁ。)

・長年にわたって市内の学校の体操着やクラブ活動のユニフォーム、大学サークルのユニフォームなどの注文を一手に引き受けてきた。(やたらユニフォームの説明を細かくしているな。つまり、市内の学校ほとんどのユニフォームを一手に引き受けてきたわけね。すごい売上だろうなぁ。)

・B社本店には、市内の草野球リーグやママさんバレーボールの事務局が置かれ、試合会場の手配などをB社はボランティアで引き受けている。(ん?いきなり事務局?試合会場の手配などでお客さんとの関係を深めているのかぁ。うまいなぁ。これが商売につながるのかな?)

・その関係でユニフォームや用品の受注も安定している。(やっぱり^^;。ユニフォーム商売の売上でかいなぁ)

・B社が毎月発行するミニコミ誌やホームページには、地元スポーツの試合結果が掲載されている。(ミニコミ誌!!平成17年の美容院を思い出す。顧客関係深化ツールだなぁ。お、ホームページも持っているんだな。今は、試合結果を載せるだけ?これは第4問でもっと活用の方向だな)

・最近では、大学生を中心にフットサルの人気が高まり、市内でリーグ戦ができるほどにチーム数も増えている。(おお、新規顧客候補発見!!)

・それに伴い、フットサル用品の需要も増えてきている。(こりゃー、第2問のターゲット顧客の1つは確定ですな。片方があまりにもわかりやすい場合には、もう片方がわかり難いというケースが多いが果たして・・・)

・全体を俯瞰して(うお、こんどはオレンジだらけだ。現状のB社はユニフォームの提供と関連サービスで顧客ニーズを充足している。で、新規顧客ニーズも1つ見えたぞ。ここの段落は顧客関連だな。)

第4段落
・数年前、X市郊外にSCが出店(お、暗雲垂れ込めてきたぞ)

・この影響で、X銀座商店街全体の売上も少しずつ減少し始めた(うーん、まずはX市商店街へ影響が出たか)

・後継者問題も絡んで閉店を考えようとするものも出てきた(かなり深刻だな。商店街もなんとかせにゃならんという事例か。)

・SC内には2つのスポーツ用品店があり、1つは大手チェーンのスポーツ用品店で、もう1つはファッション重視のスポーツ用品店である。(ほらキター。B社危うし?競合が2つもか。ホームセンター、ディスカウントストアと大手ペット用品専門店が出てきた平成16年事例Ⅱに似ている。問われる内容は全然違うけどw。で、競合はどんなことが強みじゃ?)

・大手チェーンのスポーツ用品店は、各種スポーツのプロ志向の需要にも応えようとする品揃えをしている。(うひー平成19年の事例Ⅱとは反対ジャン。スモールビジネスマーケティングで中小小売店が目指す方向性をあらかじめ封じるとはTT。初心者狙えってこと?第1問の設問メモメモッテおこう。)

・もう1つのスポーツ用品店は、若者向けスポーツカジュアルのファッションに重点を置いた品揃えを行っている(カジュアル?その反対はフォーマル。平成13年度事例Ⅱのエニグム・プチエニグムを思い出すw。フォーマル?フォーム?ユニフォーム???これも、ちと設問メモにメモッテおこう。)

・全体を俯瞰して(ふーむ、今度は競合の状況についての説明段落か。割とわかりやすい段落構成だな。色分けしてよかったw)

第5段落
・中心部では出社前や昼休み、そして早朝や夕方に公園周辺をウォーキングやジョギングする人が増えている。(ふーん、おいらは汗かきで一度走ったら汗とまらんから、会社行っているときはむりだなw。それはさておき、これはさっきのフットサルとペアになる新規顧客ニーズだな。)

第6段落
・週末や休日になると、さらにその人数は増加しており、高齢者の割合が増えてきている。(なるほど。平日はサラリーマン、休日は住民の方々がジョギングしたりウォーキングしているから、B社にとっては安定的な売上をとることができるかもしれないな。高齢者の方を敢えて強調しているのはなんで?)

・このようなランナー達のグループ作りが盛んになっており、企業や大学のサークルだけではなく、お互いの面識も無いのに1人で走っているうちに顔見知りとなり、グループを作って一緒に走る者も増えている。(へー。おいらは走る姿が醜いから、夜、1人で走るけどね。。。ペパチェ氏とかはそういうグループ作りそうだなぁ。なるほど、グループづくりが流行ってるのか。これも何かに使えそうだな)

第7段落
・ランナー達の悩みは、着替えとシャワーであるが、商店街の裏通りにある銭湯がランナー達のニーズに応えている。(お、ランナー達のニーズは着替えとシャワーか。でも、銭湯は両方のニーズに応えちゃってる。B社はどうすれば?)

・夕方になると銭湯が社交場となって、グループ同士で近隣の居酒屋へ出かけていく者たちも多い。(銭湯が社交場w。たむろった人々でごった返しそうだな。裸の付き合いかw。むさくるしいw)

・しかし、この銭湯は昔から人気があり、高齢者を中心に数多くの人々が利用してきた。(また高齢者。高齢者からすれば、あんまり混み合ってほしくないだろうなぁ。)

・ランナー達がこの銭湯を利用することが増えるにつれ、銭湯が非常に混みあってきている(ほらー、混み合ってきた。原因はたむろってるから?それとも単に銭湯利用者が増えたから?後でじっくり検討しよう。メモメモ。)

・そこで、この銭湯は何か事業ができないか模索している。(うお、事例企業のB社以外の経営者が事業展開の方向性を述べるのって、平成13年以来はじめてか?ややこしくなってきたぞ。だから、第3問で共同事業がでてくるのか。)

第8段落
・X市は伝統に配慮した道路整備を行い、城下町であるがゆえに見通しの悪い入り組んだ道路をできるだけ広くするために、電線の地中化をすすめている。(銭湯の次はX市の施策かよ。今年はめちゃくちゃ複雑な構成だ。情報整理をしなくては。で、何で電線地中化が出てくる?w)

・商工会議所を中心に「街おこし」としての企画を考えていた。(よんだーるさんやkurogenkokuさんみたいな感じか。早く彼らの仲間になりたい。)

・全国各地で定着しつつある「市民マラソン」を計画している。(なるほど、X市は観光客に加えて、マラソンランナーを集めて活性化を図る方向か。)

・「健康」と「観光」を融合させ、「歴史と文化を走りぬけよう」というテーマで~初心者、親子から本格的ランナーまでが楽しめる大会を目指している。(健康と観光を「」で囲むとは。。。これはどっかで使わないと。おそらく第4問だな。)

・特に、5kmでは高齢者の参加希望者が多い。(また!!!高齢者!!!。しかも5kmではという限定つき。えぇぇ、高齢者どう使うんだ?かく乱を狙っているのか?気をつけよう)

・X銀座商店街も、もちろんそのコースに入っている。(B社や銭湯をはじめ、X商店街にとってラッキーだったなぁ)

・電線の地中化~活気を見せるであろう。(電線の地中化は走りやすくなっているということか。活気を見せるであろうという表現だから、そのまま受け取っていいな)

第9段落
・少子高齢化の波はX市内の学校の生徒数の減少にも表れて来ている。(ユニフォーム販売だけじゃ危ないということね。新規顧客は高齢者も含んでおくことに注意しなくちゃ。)

・生徒数の増加は一時的なもので、長期的に見れば安定的なものとはいえない。(なるほど、くれぐれもユニフォーム販売にこだわるなよという作問者からの警告ね。)

・高齢者の割合も増え、草野球人口も少しずつ減少してきた。(www。高齢者!!!。わかりましたよ。高齢者をもらすな、ユニフォームだけに頼るなですね。)

・B社の売上は徐々にではあるが低下してきている。(ほうっておくと危険ということですな。了解です。)

【フットサル】
・基本的に室内で行われる~コートの広さはサッカーの約1/7~1/8。(空き地はつかえるな。)

・ジュニアから中高年、女性まで気軽に参加できる(第2問でここのセンテンスを使おう。)

・人気が出てきている。(対応しない手はないですな。)

ここまで読んで、「やっぱり一筋縄ではいかないぞ」と思いました。理由は、①B社に関する記述が少なく、B社の経営に関する具体的な方向性を打ち出し難い、②B社以外の登場人物(銭湯、X市、銀座商店街)の繁栄も考慮に入れなければならない、③銭湯との共同事業も考えなければならない などが挙げられます。

情報整理が苦手な自分には、ちとやばい事例です。

ここは、まず、B社の経営戦略の軸をしっかりともちつつ、銭湯との共同事業、X市の繁栄と肉付けていく方向を堅持しないと、何かを盛り込み忘れたり、もらしたりする可能性が高いぞと気を引き締めました。

読み終わった段階で、27分と予定を更にオーバーし、かつ、不安が解消しないまま、解答作成に入っていくのでした。

第7回につづく。。。

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2 コメント

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Unknown (Cota)
2009-11-11 18:44:02
そこまで、注意深く読んでない自分に気づいてしまいました。いつもこれが悪い癖なんです。

「特に5kmでは。。。」というところ、そこまで考えてなかった。でも、反応がオモロ-です。もう、古い!?

ぜひぜひ、打ち上げいきましょう!
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Cotaさんへ (madmax)
2009-11-13 10:32:49
ご来訪いただき感謝です。長年過去問やってたので無意識に引っ掛かるようになりました。
早く複数年受験生の名札を返却したいもんです。
打ち上げは連絡方法考えます。
ではでは
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