今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

アンボワーズの町 1

2005-03-29 02:52:51 | Weblog
去年の夏、義父母に車でアンボワーズへ連れて行ってもらいました。
ロワール河沿いに沢山お城があることは皆さんご存知かと思いますが、アンボワーズのお城もそんな中の一つです。「どこに行きたい?」と聞く義父に、わたしはガイドブックを開いてアンボワーズのページを見せ、ここはダ・ヴィンチが晩年を過ごした場所らしくて、ダ・ヴィンチゆかりの場所もあるらしいので行ってみたい、と答えたわたし。

3月28日の誕生日プレゼントの話題の中でも書いたけど、日本のガイドブックの良し悪しについて。
遠方から行く人のために、行き方など詳しく説明してあるのは良いんだけれど、そういうのが1ページ、時には半ページの中にギュッと詰め込まれているわけだから、良い説明がなされているのかどうかは疑問。特に、ロワール沿いのお城の写真がちっこく載せられているだけでは、各お城の特徴なんてわかるはずもなく、どこに行こうか?と考えてもなかなか決められない。どこも同じに見えるから。
「行ってみたいなぁ~」と思わせられるような魅力が、伝わってこないのです。

そんな気分で、あまり期待も無く行ったアンボワーズの町。
田舎の町の割には観光に力を入れているみたいで、お城の回りにあるお店はけっこうにぎわっていた。
まずは昼食、そしてお城を見学し、その後にダ・ヴィンチの家へ。そんな普通の観光客の視点で見てきたアンボワーズの町だけれど、お城から見えたこの景色は、かぶりつきたくなるくらい気に入ってしまったのです。
写真右下に見える石の部分はお城の塔の一部で、街並みはお城のすぐ足元にあります。小さい家がメジロ押しで並んでる。その後ろに見える川は、ロワールではなく、その支流。(この近くにロワールがあります。)小さい林や隣村が見える。のっぺりとして平坦な典型的なロワール河沿いの景色をこうして一部分だけ切り取ってみると、なんとも言えない、おとぎ話の世界のような雰囲気に。
お城の足元に茂っているのは、ツタと、その下には多分ピンク系のあじさい。写真中央の、白い壁に木の梁が見える家、とっても味がありますね。灰色の屋根は、アードワーズと言う、アンジュー地方特産の石で作られています。


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