MacTiger!

Mac、IPOD、音楽、映画、時事問題などについて、疲れたときのストレス発散ブログです。

映画評論62「ホテル・ルワンダ」(2004年英伊南ア)

2007-01-03 20:21:36 | Weblog
(ストーリー)
フツ族とツチ族の内戦が続くアフリカのルワンダでホテルの支配人を務めるポールは、フツ族の民兵によるツチ族の虐殺行為に遭遇する。ポールの妻はツチ族であり、妻たち家族と親類を守るため、ホテルに避難させる。しかし、フツ族の民兵は、ホテルまで魔の手をのばす。国連の平和維持軍は虐殺をとめることもできず、撤退するという。孤立無援の中、ポールはホテルを最後の砦とし、生き残るため様々な手を尽くすが…ポール自身もフツ族から裏切り者として命を狙われる中、ホテルの避難民を救うことができるか、実話をもとにしたもう一つの「シンドラーのリスト」!

DVD

(評論)☆☆☆
 久々の社会派映画。人種民族差別の不合理さ、欧米大国の無責任さ、賄賂をつかってでも家族を守るが、結局支配層から見捨てられるポールの悔悟などみどころは多い。演出面での盛り上がりに欠ける点もあるが、実話ベースということと、何度も何度ももうだめだという場面に出くわす展開は、リアリティと物語に引き込まれる吸引力はすごいです。「シンドラーのリスト」と比較に出されるけど、昔の話ではなくつい10年前の現代の話の本作の方が、ずしんとくると思う。PKOが何て無力なのか、大国の思惑のずるさなどいろいろと考える材料を与えてくれます。今度は「ミュンヘン」にチャレンジします!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿