日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

とうとう引導を渡されたかと思った

2021年10月11日 | 社会

ふと窓の外を見ると、編み笠をかぶった黒装束の托鉢僧のような老人が門前に立って小さな声でお経を読んでいるようでした。こんな所で托鉢とはめずらしいな、何か上げないといけないかと思ったり、私の病気の快復を祈っているのか、どうして私が病気だとわかったのかと思ったり、引導を渡しに来たかと思ったりしているうちに、その人はチリンと鈴を鳴らして首にかけた袋から紙を取り出してポストに入れて歩いて去って行きました。歩き方が弱々しく、足腰が弱っているように見えました。さらに観察していると近所の家の門の前でも同じことをやっていました。老僧の修行かなと思いました。とその後、道にとめてあったスクーターに乗って颯爽と別の個所に移動し、また同じことを始めました。

ポストに何をいれたのかと思って取りに行き読んでみると、メンタルヘルス・ゲートキーパー(心の相談師)とありました。どうやらマーケティングをやっていたようです。

ゲートキーパーとは何かと思って調べてみると、命の門番という意味だそうです。厚労省も養成している職業だそうです。自殺防止が主たる目的だそうです。この老人は琵琶法師であり、僧侶であると書いてありました。相談料1時間5000円とありました。サービス業です。

近年、医学的治療を施す神経科あるいは精神科とは別にメンタルヘルスクリニックが繁盛しているようです。心の相談は、専門的経験知識が必要な、お金をとれる「仕事」になったようです。


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