西洗公園をよく観察すると、南側は、昔は、外周も含め土面部は芝生が植えられた雑草なき芝生面が広がる美しい樹木公園であったようです。それがいつしか雑草茫々の公園になりました。高齢化が問題になり始めた2005年頃から西洗自治会と日限山4丁目の人々は、雑草取りを嫌い、落ち葉掃除だけするようになったのではないでしょうか。
今年は5月から公園南側の芝生広場について雑草刈りから雑草取りに作業を切り換えました。雑草を鎌などを使って根っこからとるようにしています。西洗自治会の会員を動員して雑草取りに挑戦してもらっています。約50年前できた新町日限山4丁目は、初代が高齢化でどんどん消え、今は第二代が活躍するようになってきました。若い人達は、「雑草のない美しい公園」に理解を示し、自分の子供達のためだと言って雑草取りを嫌いません。
芝生広場東についてはすでに美しい芝生面が実現しています。あとははげたところへ芝生を広げるだけです。その技法は今実験中です。かちかちの土面にひたすら溝や穴を掘り、落ち葉、枯れ枝、とった雑草を入れ、土をかけ、土をやわらかくし、近くから芝生が広がりやすいようにします。芝生の移植はもっと望ましいでしょう。
芝生広場西は、ほぼ雑草取りを終えました。残っている芝生が優勢になるかにかかっています。これまでの雑草取りに比べれば今後の雑草取りは楽です。生長が目立ったものをこまめに根っこごととり除く作業を継続すれば美しい芝生面は復活すると思います。来年の夏祭りには芝生広場西も美しい芝生面にしたいと思っています。
同じ要領で公園南側外周も、刈払機による雑草刈りの後、生長して目だった雑草を鎌で根っこごと取る作業を根気強く続け、芝生面を優勢にする実験を行い続けたいと思います。
芝生は雑草が生えやすいとの意見があり、維持管理がむずかしいと言われていますが、私の経験では、大きな雑草についてはこまめに根っこごと除草、クローバーなどの小さな雑草については、芝刈機でしっかりと刈り込んでいると、美しい芝生面が安定して維持できるようになると思います。クローバーがところどころ群生している状態なら鎌でクローバーを刈り取れます。
しばらくは雑草との戦いになりますが、芝生が優勢になれば、美しい芝生面の維持は次第に楽になると思います。
時とともに日限山4丁目の年齢別人口構成は普通になります。極端な高齢化の波に苦しむことはなくなっていくと思います。
永続性のある西洗自治会の西洗公園維持管理マニュアルを作成し、町の人々が協力して、西洗公園を、町の人々の居場所、活動場所として効用の大きい町の中核施設に育てるようになることを祈ります。
西洗公園愛護会が、公園に単なる草花を植えるボランティア組織で終わらず、港南土木事務所と協働して、西洗公園を維持管理改善する、頭脳集団でもあり、肉体労働をいとわない実践的集団でもあれと祈ります。