西洗自治会が対象にする自治会員は2000人ぐらいです。人々の情況も考えも千差万別です。自治会役員は無給で仕事をします。役員の任期は1年です。28班、すべての班が当番制で班長を出していると思います。班長は何らかの別の自治会役員を分担します。有識、有能な役員である必要はありません。自治会の仕事はみんなが助け合ってやることです。班長の仕事ができない、しないぐらいのことで会員を差別してはいけません。自治会役員会は会員について多少腹が立つことがあっても愛と忍耐で乗り切ってほしいと思います。自分だって1年の役員の任期が終われば一会員だということを忘れてはいけません。差別される側になるかもしれません。
自治会役員の仕事をしない老人も病人も子供もその他の人も町に住んでいる人は自治会員です。世帯などと言わず、しっかりと個人を見て自治会活動を考えてほしいと思います。自治会活動は個人重視が大切と思います。
今回の自治会会員制度・規約・運営細則の改正案は会員の差別、個人軽視が問題です。会員は改正案を役員会まかせにせず、よく考えてアンケートに答え、役員会はアンケート結果をよく検討し、焦って改正を断行しないことを祈ります。
最近10年間の西洗自治会の活動を観察すると、町の高齢化という大問題をかかえながら、概して役員、町のボランティア、一般住民がよく協力して、高齢化の割りには「前向きな町」を実現してきたと思います。いい自治会であったと思います。突然役員会から会員の差別、個人軽視・世帯重視の姿勢が出てきたのは驚きです。どうすれば高齢化の問題を乗り切れるか、冷たい法律ではなく、暖かい心で考えようではありませんか。