今月末日をもって日限山いぶき会コーラス部が解散し、新たに「にしあらい歌の会」が発足するそうです。コーラス部は、男女混声で、よく練習し、港南区の発表会では毎年出場しており、素晴らしいと評価が高かったと思います。しかし、メンバーの新陳代謝が進まず、毎年、部員は、1歳、歳(とし)をとる形になり、超高齢化が進み、活動が困難になったそうです。
日限山4丁目は大規模宅地造成地で1973年に本格的な宅地分譲が始まった新町です。そのため年齢構成が80歳前後が多く、70歳前後はあまりいない状態だと思います。次第に若い人が移住してきてくれて老人割合は一時の45%ぐらいから40%ぐらいに下がってきましたが、老人を見るかぎり超高齢化が顕著です。
したがって老人会である日限山いぶき会の運営も趣味の会重視から超高齢者にどのようなサービスを提供するかが重要になってきました。上記の「にしあらい歌の会」は本格的なコーラス部ではなく、童謡や昔懐かしい歌などを歌って楽しむ会だそうです。状態の変化によく対応した適切な老人会運営と思います。
日限山いぶき会の趣味の会で、よく練習し、ほかの町と積極的に交流しているのはゲートボール部です。港南区の大会に毎年出場しており、昨年は港南区民マスターズ秋季ゲートボール大会で優勝しました。しかし、ゲートボール部も超高齢化が進んでおり、競技に必要な5人のメンバーを揃えることがむずかしくなってきたそうです。
日限山いぶき会は、「大人の倶楽部」と呼称して年齢の枠をとっぱらう工夫努力をしてきましたが、やはり町では老人会の位置づけです。若い人が入るには抵抗があるでしょう。趣味のレベル向上にも限界があり、超高齢者が多い老人会の趣味の会では若い人は満足できないでしょう。
この問題を解決するには、今後趣味の会を育成するにはどうすればいいか、西洗自治会(福祉文化部)で改めて検討した方がいいと思います。昔は老人会に絵画部、陶芸部などがありました。老人と言っても比較的若い老人が活躍し、部員も多かったからでしょう。今は趣味の会を世話する元気な比較的若い老人がいません。
趣味の会を日限山いぶき会にまかせず、自治会福祉文化部、あるいは趣味の会を総合管理する福祉文化部所属のボランティア組織が運営することを考えてもいいのではないでしょうか。趣味の会育成予算を設け、福祉文化部あるいは趣味の会を総合管理するボランティア組織が予算の活用をするようにしてはどうでしょうか。趣味の会はやはり世話をする人がいないと編成できません。老人の枠を取り払い、若い人達の間からも世話人を見つけるようにすると、日限山4丁目に新しい趣味の会が誕生する可能性が出るのではないでしょうか。
町の人を主たる対象として、絵画部、陶芸部、コーラス部、園芸部、野球部、サッカー部、ゲートボール部など自治会が補助し育成する部が誕生するといいと思います。趣味の会が育つと町の文化度が上がり、人々が元気になると思います。