家に帰ると一冊の本が届いていた。
それは嶽本野ばら先生の『エミリー』という文庫本だった。
そういえば以前に妹が自身のブログで語っていた。
昨日は激しかった。エミリーみたいに……いいえ、それ以上だったかもしれない。
たしかそんなふうな意味の言葉である。
なんとなくその意味はわかっていたけれど、でもたしかではなかった。だからボクは、エミリーを読みたかった。
相変わらず、野ばらさんの文章は奇妙であった。ひたむきで、深い。そして不思議。
主人公二人の会話。そのところどころに聞き覚えがあった。二人のやりとりを、たしかにボクは彼女と……妹と行なったことがある。
だから奇妙。ある意味でデジャヴ。いや、デジャヴは気のせいかもしれないが、この場合は気のせいではなく事実なのだ。
内容は内緒にしておくが、たしかにエミリーという作品は激しかった。主人公二人の過去の凄絶さを別にしてみたところで、激しいという印象に、変わりはない。
果たしてボクはこんなに激しい人生を歩めるのだろうか。ここまで深く、精神的ではなくもっとリアルに感じることができるのだろうか。
ボクは、ほんとうに、自分の本性を晒け出すことができるのか。
そして、晒け出してのち、元に戻れるのか。
狂ったまま全てを失うのじゃないか……。
ボクは、自分という生き物が怖い。
それは嶽本野ばら先生の『エミリー』という文庫本だった。
そういえば以前に妹が自身のブログで語っていた。
昨日は激しかった。エミリーみたいに……いいえ、それ以上だったかもしれない。
たしかそんなふうな意味の言葉である。
なんとなくその意味はわかっていたけれど、でもたしかではなかった。だからボクは、エミリーを読みたかった。
相変わらず、野ばらさんの文章は奇妙であった。ひたむきで、深い。そして不思議。
主人公二人の会話。そのところどころに聞き覚えがあった。二人のやりとりを、たしかにボクは彼女と……妹と行なったことがある。
だから奇妙。ある意味でデジャヴ。いや、デジャヴは気のせいかもしれないが、この場合は気のせいではなく事実なのだ。
内容は内緒にしておくが、たしかにエミリーという作品は激しかった。主人公二人の過去の凄絶さを別にしてみたところで、激しいという印象に、変わりはない。
果たしてボクはこんなに激しい人生を歩めるのだろうか。ここまで深く、精神的ではなくもっとリアルに感じることができるのだろうか。
ボクは、ほんとうに、自分の本性を晒け出すことができるのか。
そして、晒け出してのち、元に戻れるのか。
狂ったまま全てを失うのじゃないか……。
ボクは、自分という生き物が怖い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます