ラヴ崎ラヴ識。

　これまた戯言シリーズで気づいたこと。
　ホント毎回気づくのが遅いのだが(苦笑)。
　戯言シリーズ４作目の『サイコロジカル』にて、大泥棒・石丸小唄が使った偽名《零崎愛識(ぜろざきいとしき)》。
　零崎一賊が愛しいという意味しか考えておらず、また人識(等しき)と読みが一字違いということにようやく気づき、なし崩し的にタイトルのように変換することを発見した次第です。
　テニスで０点のことを「ラヴ」と言いますよね。
　あれは、０が卵の形に似ており、テニス発祥地とされるフランス語で卵は「L'oeuf」（レフ）なので、０点をレフと呼んでいたところ間違ってLOVEと書いたのが広まって「ラヴ」と呼ぶようになった。らしいのですが。
　つまり、零はラヴ、愛もラヴ。
　だから「零崎愛識」は「ラヴ崎ラヴ識」となる。
　両方のラヴを零の意味とするなら、この名前は無を意味することになり「零崎愛識は存在しない」という意味にとれるわけです。
　だから偽名なんだよ、と。
　偽名自体が偽名であることを物語っているという……
　すごい言葉遊び(笑)。
　でもこれぐらい、もっと早く気づくべきでしたね、なんて無能(苦笑)。
　やっぱり西尾維新は凄い……。



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