僕は、きみにとって何なのでしょう。それが僕にはわからないのです。かつては双子であり兄であり愛すべき人だったかもしれません。けれど今は違うでしょう? きみは僕の前から消え去った。怒りの言葉と、連絡拒否の意志を残して。
僕は、きみに酷いことをしてしまった。温厚で優しいきみが激怒してしまったのです。きみは言いました。人に対してここまで腹が立ったのは初めてだ、と。きみはあの瞬間、他の誰よりも僕を憎んだのですね。僕を信じて愛してくれたきみ。それを僕は裏切ってしまったのですね。
結局、僕が危惧したとおりになってしまったのですね。僕は言いましたよね。僕とかかわるときみは不幸になるよ、だから逃げなさい、と。でもきみは聞かなかった。私はあなたと仲良くしちゃいけないの? きみにそう言われるたびに、僕は悲しくなりました。なんで僕はこのコの小さな夢さえかなえてあげられないんだろう、彼女は僕と仲良くしたいと言ってくれているのに、なぜ拒まねばならないのだろう。きみの好意に、僕はついに折れました。わかった、きみを不幸にさせないように努力する、だからきっと大丈夫だ。僕はそのとき誓ったのです。決してきみを不幸にしないようにしよう、大切に大切にしよう、と。
それなのにそれなのに……。僕はどうして、きみを不快にさせ怒らせ不幸にしてしまったのでしょう。何よりも大事にしていなきみに、命に代えても守ろうと誓ったきみに、僕は、僕は……。
いいえ。そんなこと、いくら悔やんでも意味は無いのです。過去は変えられないのですから。問題は、未来において、つまり、これからどうすればよいか、ということでした。
僕は、もうきみを不幸にしてはいけないと思いました。だから、このまま二人が別れてしまってもよいと考えました。それならきっと、きみはきっといつか僕を忘れ、幸せに生きていってくれるだろうと思いました。そのうちに僕よりも素晴らしいよき理解者に逢えるだろうと考えました。
でもダメだったのです。僕は、きみがいないと生きていけない人間でした。きみなくして生きていけるはずがないのです。僕にとって、きみは巨大でした。なによりも大きく、なによりも力強く、僕を支えてくれていたのです。僕はきみの代わりを求めてさまよいました。でも無駄でした。きみの愛は大きかった。果てしなく大きかった。きみの代わりなど、この世にはいないのです。きみだけが、僕を支えられる唯一無二の存在だったのです。
そんなこと言われても困りますよね。きみはもう、僕を愛してなどいないのですから。
ごめんなさい。僕はきみを嫌いになれない。なれるはずがないでしょう。僕は、僕は……きみを、今もきみを、愛しているのですから。
わがままな僕を許して下さい。許せないのなら殺して下さい。命じて下さい。死んでくれ、と。
きみのためになら死にましょう。きみの邪魔しかできないのなら、死んだほうがマシなのです。
帰って来て……。一瞬でいい。きみの生(せい)を、感じたいんだ。
そして命じてくれ。きみの望むように。僕はなんでもするから……。
できるなら、きみを守って死にたかった。
きみを幸せにしたかった……。
ごめん……なさい。
僕は、きみに酷いことをしてしまった。温厚で優しいきみが激怒してしまったのです。きみは言いました。人に対してここまで腹が立ったのは初めてだ、と。きみはあの瞬間、他の誰よりも僕を憎んだのですね。僕を信じて愛してくれたきみ。それを僕は裏切ってしまったのですね。
結局、僕が危惧したとおりになってしまったのですね。僕は言いましたよね。僕とかかわるときみは不幸になるよ、だから逃げなさい、と。でもきみは聞かなかった。私はあなたと仲良くしちゃいけないの? きみにそう言われるたびに、僕は悲しくなりました。なんで僕はこのコの小さな夢さえかなえてあげられないんだろう、彼女は僕と仲良くしたいと言ってくれているのに、なぜ拒まねばならないのだろう。きみの好意に、僕はついに折れました。わかった、きみを不幸にさせないように努力する、だからきっと大丈夫だ。僕はそのとき誓ったのです。決してきみを不幸にしないようにしよう、大切に大切にしよう、と。
それなのにそれなのに……。僕はどうして、きみを不快にさせ怒らせ不幸にしてしまったのでしょう。何よりも大事にしていなきみに、命に代えても守ろうと誓ったきみに、僕は、僕は……。
いいえ。そんなこと、いくら悔やんでも意味は無いのです。過去は変えられないのですから。問題は、未来において、つまり、これからどうすればよいか、ということでした。
僕は、もうきみを不幸にしてはいけないと思いました。だから、このまま二人が別れてしまってもよいと考えました。それならきっと、きみはきっといつか僕を忘れ、幸せに生きていってくれるだろうと思いました。そのうちに僕よりも素晴らしいよき理解者に逢えるだろうと考えました。
でもダメだったのです。僕は、きみがいないと生きていけない人間でした。きみなくして生きていけるはずがないのです。僕にとって、きみは巨大でした。なによりも大きく、なによりも力強く、僕を支えてくれていたのです。僕はきみの代わりを求めてさまよいました。でも無駄でした。きみの愛は大きかった。果てしなく大きかった。きみの代わりなど、この世にはいないのです。きみだけが、僕を支えられる唯一無二の存在だったのです。
そんなこと言われても困りますよね。きみはもう、僕を愛してなどいないのですから。
ごめんなさい。僕はきみを嫌いになれない。なれるはずがないでしょう。僕は、僕は……きみを、今もきみを、愛しているのですから。
わがままな僕を許して下さい。許せないのなら殺して下さい。命じて下さい。死んでくれ、と。
きみのためになら死にましょう。きみの邪魔しかできないのなら、死んだほうがマシなのです。
帰って来て……。一瞬でいい。きみの生(せい)を、感じたいんだ。
そして命じてくれ。きみの望むように。僕はなんでもするから……。
できるなら、きみを守って死にたかった。
きみを幸せにしたかった……。
ごめん……なさい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます