暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

卒業式まで死にません。

2011年10月23日 22時03分03秒 | おしらせ
 最近、社会では精神病の理解が進み、また、誤解も進んだ。
 かくいう私も、精神病だが、精神病についての理解があるわけではない。
 精神病の診断や分類なんて、所詮まともな人間の考えた枠組みに過ぎない。
 だからたとえ同じ病名を宣告された者同士でも、実は全然理解し合えないということも多い。
 むしろ、同類なのに、なんで解ってくれないの? とか、自分を見ているようで腹が立つ! とか、誤解や齟齬が生まれる。
 僕なんかは、精神疾患とは人間の遺伝子の多様化による弊害だ、と考えている。
 人間は社会を規定できるが、遺伝子は社会を基底に結合するのではない。
 これは、人間対遺伝子、ひいては進化の歪みなのである。
 もう少し簡単に話そう。
 要は、遺伝子は人間社会のことを知る由もなく変化していく。
 だから、人間社会から病的に外れた進化をする遺伝子は多い。
 遺伝子は完全には保存されない。
 交配を重ねるごとに、代を重ねるごとに、変化してゆく。
 それが進化なのだが、進化は必ずしもよい方向だけに向くわけではない。
 むしろおかしな(人間社会の規定から外れた)方向へ進むことのほうが多いだろう。
 遺伝子の進化とは博打である。
 数打ちゃ当たる方式で、子孫を作り、時代に合った優れた遺伝子だけが生き残る。
 それが種の保存。
 だから、もし。
 自分は人間から外れた生き物だ……と感じるならば、進化したんだと思えばいい。
 人間に限った話ではないけれど、常識や人間性が欠如してしまうのは、やむをえないことだ。
 きみのせいじゃないよ。
 これは交配という繁殖性を持った生物には避けては通れない道だから。
 それにさ。
 フツーの人生なんてつまんないじゃん?
 それとも、ロールプレイングゲームみたいに、レベルアップして成長していくのが好みかな?
 それもいいかも知れない。
 だけど、人生はゲーム的でありながら、ゲームではない。
 リセットもセーブも、電源を切ることもできない。
 まぁ、たまに電源コードをぶっちぎる人がいるけれど。
 話がそれた。
 たとえフツーの人間でも、レベルアップは簡単じゃない。
 そして、成功ではなく失敗から学ぶ生き物だよ人間は。
 失敗を成功に転化できたとき、人は達成感を得る。
 逆に、失敗しないと成功はない。
 失敗しないと成長できない。
 もし、なにもかもが嫌になったなら、暴れればいい。
 暴れて暴れてあがけばいい。
 それで入院になったとしても、死にいたる病ではないのだから、入院生活を楽しめばいいと思う。
 そして入院生活に飽きたら、また歩き始めればいいと思う。
 こんな話をすると、健常者の方から「甘やかし過ぎだ」と怒られるかも知れない。
 だけど、いいじゃない、別に。
 甘えたっていいじゃない。
 人は大人にはなれないよ。
 ずっと子供だよ。

 南条あや『卒業式まで死にません』。
 この人の日記を読むと、フツーから外れた人間が、自然淘汰され消されていく現実を痛感させられる。
 この人がいなければ、精神疾患持ちの人間は、もっと迫害を受けていたかも知れない。
 リストカットシンドローム、ネットアイドルのパイオニア、南条あや。
 ボクはこの人の頑なさが大好きです。
 みんな、頑張りすぎちゃダメだよ……?

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