最近、ナメクジ氏によく会う。
といってもまだ3回目くらいなのだが、よく会うほうだと思う。
場所は決まって冷水器(ウォータークーラー)の上。
いずれも晴れの日のことである。
彼はいつもあのツノみたいなのを出して私を待ち構えている。
私が水を飲むと動き出し、しかしそのスローモーションに私は眠くなりそうになる。
どうも水を求めているらしいので、親切な私は彼に水を与えてやる。
あの冷たい水を彼の頭上から、ざば~っとぶっかけるのである。
そうすると緊張してしまうのか、彼は萎縮してしまう。本当に体がちぢむからおもしろい。
何度かつづけていると、彼はそのうちに動かなくなってしまう。
反応がなくなり、つまらなくなって私はやめてしまう。
挨拶もなく、私たちは別れる。
最近、少女によく会う。
といってもまだ今日で2回目なのだが、2回も会うとは奇遇である。
場所はいつも体育館前。
2回とも晴れの日だった。
彼女はいつも腰を下ろし片足を伸ばした状態でそこにいる。
必ず手にホースを持って、自分の足に水をやっている。
しかし私はその少女の容姿を知らない。
女性恐怖症の私は可能な限り女人を視界に収めない、焦点を合わさない、という心がけをしているからである。
おかげで私の中でその少女はただの赤い体操服の人、なのである。
いつも彼女は自分の足に水をやっている。
ひょっとしてそうすると足が植物のように成長するのかもしれない。
ともかく彼女は水を求めているようだが、私が手助けするまでもなく自分で水を得ているので放っておく。
次に会っても、たとえ何千回会っても、きっと私は放っておく。
でもね。こう何度も会うと、ちょっと気になってしまうもんなんだよね。
でも見ないぞ。絶対見ないぞ。
といってもまだ3回目くらいなのだが、よく会うほうだと思う。
場所は決まって冷水器(ウォータークーラー)の上。
いずれも晴れの日のことである。
彼はいつもあのツノみたいなのを出して私を待ち構えている。
私が水を飲むと動き出し、しかしそのスローモーションに私は眠くなりそうになる。
どうも水を求めているらしいので、親切な私は彼に水を与えてやる。
あの冷たい水を彼の頭上から、ざば~っとぶっかけるのである。
そうすると緊張してしまうのか、彼は萎縮してしまう。本当に体がちぢむからおもしろい。
何度かつづけていると、彼はそのうちに動かなくなってしまう。
反応がなくなり、つまらなくなって私はやめてしまう。
挨拶もなく、私たちは別れる。
最近、少女によく会う。
といってもまだ今日で2回目なのだが、2回も会うとは奇遇である。
場所はいつも体育館前。
2回とも晴れの日だった。
彼女はいつも腰を下ろし片足を伸ばした状態でそこにいる。
必ず手にホースを持って、自分の足に水をやっている。
しかし私はその少女の容姿を知らない。
女性恐怖症の私は可能な限り女人を視界に収めない、焦点を合わさない、という心がけをしているからである。
おかげで私の中でその少女はただの赤い体操服の人、なのである。
いつも彼女は自分の足に水をやっている。
ひょっとしてそうすると足が植物のように成長するのかもしれない。
ともかく彼女は水を求めているようだが、私が手助けするまでもなく自分で水を得ているので放っておく。
次に会っても、たとえ何千回会っても、きっと私は放っておく。
でもね。こう何度も会うと、ちょっと気になってしまうもんなんだよね。
でも見ないぞ。絶対見ないぞ。
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