音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

夙川公民館ホールでブルクハルト

2020-02-14 21:51:29 | コンサート
2月16日(日)14:30~
夙川公民館ホールでギターコンサートに出ます。

ギターは川原久美子さん。
フルート久米素子で、
ヴィリー ブルクハルトのセレナーデ 
第一楽章 前奏曲と歌 
第三楽章 行進曲
1900年生まれのブルクハルト 45歳の作品。
1945年、第二次大戦が終わった年
スイスの作曲家。
スイスは参戦しなかったけれど、ユダヤ難民を受けいれるかどうか?
難しい選択を迫られました。
一方では受け入れ、一方では拒絶。
中立を守るために女性も武装したそうです。

中立といっても、国境線をイタリアに抑えられ、ナチスの隠し預金や武器を提供するなどが後に明かになり、ユダヤ人に賠償しています。

難しい立場に揺れ続けたスイス。
この曲はセレナーデとありますが、むしろ全体をレクイエムと思える暗い曲調で救いはどこにもありません。

戦いにくみしなかったとしても、大きな暴力を止めなかった罪から免れるものではない。という告発のような気もします。


バスフルート、木管試奏してみました!

2020-02-13 22:17:26 | 音楽
先週土曜日、ドルチェ楽器に調整に行ったら「中古のバスがありますよ。」と、勧められました。

パールのバスフルート。
低音の魅力。
しかもコンサートフルートの1オクターブ下なので、楽譜を読むのが楽です。

試奏してみたら、いいです。
3オクターブ目は慣れていないせいかちょっとなりにくいかも。
女性店員さんに吹いてもらったらいい感じでした。
FBにアップしました。
お値段もお手頃でした。

もう一本は中古の木管ゴールド

パウエルフルート。
吹いたら、立ち上がり、息のはいる感じ、レスポンスもいいです。何より音色がいいです。
欲しいなぁ。
私の木管頭部管に本体つけたいです。
ただし、こちらは中古でも高過ぎて手が出ません。

「いい人に買ってもらうんだよ。」と声をかけてケースに戻しました。

試奏してもらったものを許可を得てFBにあげました。
公開設定していますので、そこで聴けます。
今ならまだ、ドルチェ楽器大阪店で試奏できますよ。



お別れ

2020-02-13 00:11:14 | 日記
義父が亡くなったので、滝不動に来るのは最後かと、佐久間牧場のアイスクリームを食べてから帰りました。


ピーナッツとボイセンベリー。

ピーナッツとほうじ茶。
千葉ですから、ピーナッツは外せません。
濃厚な牛乳で作ったアイスとピーナッツのコラボは絶品です。
ボイセンベリーは優しい酸味。いちごほど主張しませんがいいお味です。

義弟と別れて、上野に移動。


都響のバス。入りたかったけれど、飛行機の時間があるので、一時間半ほどしかありません。

マイスタージンガーか‼️
残念。
代わりに動物園に寄りました。

パンダは70分待ち。
初めから見ないと決めたら、余裕です。
パンダは白浜で何度も見たし。

お猿さんや

おしりのかわいいマルモット。


この体勢で寝ているアザラシ。

スマトラトラ。
やっぱり動物は癒されるなぁ。

おかげさまで、気持ちを切り替えて頑張れます。

片付けられない潔癖症ベートーベン

2020-02-12 00:45:54 | 古典
月曜日朝6:30に 牧野を出発。
伊丹から飛行機に乗って 羽田へ、

富士山がちょっとだけ見えました。

新津田沼の 洋食屋さんで 唐揚げ定食。

新京成線に乗って 滝不動へ。
滝不動から歩いて しばらく行くと、 30日に亡くなった義父の 住んでいた県営住宅があります。

夫と 片付けにきました。
2 LDK 
家具は片付けましたが、 いらないゴミを捨てたり、 水回りを 綺麗にしたりして大家さんにお返しします。

ここで13年ほど一人暮らしをされました。
後半の 何年かは、 脳梗塞のせいで 半身不随だったので、 思うように 家事はできませんでした。

その割にはきれいにされていました。
綺麗好きだったので、 たくさんの 洗剤やクリーナー。 漂白剤 研磨剤などが 出てきました。 思うようには使えてなかったようですが。

水回りやガスレンジ を外した後のステンレスや、 換気扇、タイル。
かなり汚れていたので、 その洗剤で ゴシゴシ。

トイレや洗面台 の 頑固な汚れを落としたり、 長く置いていた家具の裏側のカビを落として掃除機かけ、拭き掃除。

翌日は、現状復帰のために義弟も来てエアコンと湯沸し器、ウォシュレットを外しました。


近所の小さな中華料理屋さんで、 ランチ。
あんかけかた焼きそば すごい量でした。

掃除といえばベートーベン。
自分自身は潔癖症でお風呂好き、手を何度も 洗ったそうです。

洗濯も大好きで、 しょっちゅう洗濯していました。
ところが部屋を汚すのは平気。 脱ぎ散らかした服は床の上に、 楽譜も整理できず。 ピアノの上は埃だらけ。 メイドはすぐにクビにしてしまう。

引っ越し魔だったのは有名ですが、 実は部屋を汚しすぎて、 耐えられなくなって、 引っ越しをしていたそうです。

現代の医学からすると、 病名がつきそうです。
素晴らしい音楽を書いた偉人ベートーベンも そういう一面があったと思うと、 なんだかほっとしますね。

エリカクラスの発表会コンサート

2020-02-10 23:55:52 | コンサート
土曜日はエリカ シュトローブル先生のギター教室の発表会に出演してきました。


エリカ先生のさりげないフォロー。
気持ちのいい発表会です。

あやかさん、市川さんのギター2と私のフルートのトリオ。
モーツァルトのディベルティメントでスタート。
3人で気持ちを合わせて、なんとか最後まで頑張りました。

ギターソロやギターデュオ、ギターカルテット、真摯に音楽に向き合ってきた様子がわかる演奏で素晴らしいです。

そして市川さんとイベールの間奏曲。
無事演奏できました。

終演後の打ち上げ。
「子どもたちは、音楽ばかりでなく、いろんなことに興味を持って欲しいです。」とエリカ先生。
「ガンガンやるのは高校生になってからで遅くないです。」
「一生懸命遊んでもいいです。」
「大人は手を出さないで見守りましょ。」とにっこり。
本当に素敵な先生ですね。

出演させていただいて、こうえいです。そして楽しかったです。
ありがとうございました。





日曜はエリカクラスの発表会へ

2020-02-07 21:43:08 | コンサート
今週末。 エリカ先生のクラスの発表会です。

ギターの市川珠代さんと私のフルートで、 イベールの 間奏曲。
小学生ギタリストの AYAKA さんと 市川さんと 私の3人で モーツァルトの ディヴェルティメント6番の メヌエットをやります。

準備万端。 と言いたいところですが、 お義父さんが亡くなって 相模原まで 往復したり、 その間に実家の 父もみたりして、あまり吹けていません。

でも、合わせもうまくいったので大丈夫です。

モーツァルトと イベール いう組み合わせは、 なかなかクールです。

近現代と 古典。
旧来の枠をぶち壊したイベールと、枠を守りながらも限界に挑んだモーツァルト。

音楽のいいところは、 優劣をつけなくていいところ。
二人は全く違う。

そして、どちらも素晴らしくて、めっちゃおもしろい。
ぜひ、聴きに来てください。





ブルクハルトのセレナーデ

2020-02-06 23:26:32 | 名曲
土曜日はギターの川原喜美子さんと合わせを松井山手の実家でしてから、海老名へ移動しました。

その日は母が出かけたので、父を見なくてはいけませんでした。

朝から行ってオムツを替えて、お昼ごはんを一緒に食べて、食べている間に川原さんを松井山手駅まで迎えに行きました。

お茶を飲んで、ブルクハルトのセレナーデの1楽章と3楽章。
ヴィリー ブルクハルト1900年生まれのスイスの作曲家。
カルク エーレルトの影響を受けています。
1945年作曲。
セレナーデというと、過去は、恋人の窓の下で愛を伝えるために書かれた曲のことで、屋外で立って演奏する楽器を使う、軽めのロマンチックな曲と言うのが定番でした。

しかし、この曲はどうもそのような軽いイメージはありません。

1楽章 
Praeludium und Lide
前奏曲と歌
moderatoのカデンツアのような始まり。
Poco mossoからは、ギターのアルペジオは甘い感じですが、フルートのメロディは下降形の半音階が多用され、荒れ野に吹く風のようです。

二楽章はRomanze
地を這うようなギターの32分音符が続き、フルートは長いロングトーンの半音。
Lentは牧歌的なフルートに、ギターの方が無機質で迫ってくる3連符と8分の組合せ。
Adagioは合ったような気がする32分音符のギターの刻みに3連符のフルート。
時々はさまるつむじ風。
Lentに帰り、ギターが運命の残酷さを主張するようにフルートの牧歌的なメロディを飲み込む形で終わります。

3楽章はMarsch 行進曲
セレナーデに4拍子の行進曲って⁉️
ギターはひたすら4分音符で刻み、フルートは、軍楽隊の笛のようなメロディを吹きます。
そこに4拍子と関係なく弦を叩く音が鞭のようにメロディを追い立てます。
Poco Mosso Allegro
では、より勇壮な行進曲風な音楽になりギターはrasgueadoという上から下に掻き鳴らす奏法で迫ってきます。
tempo Ⅰ
で始めのリズムとメロディが戻ってきて行進は遠ざかっていき終わります。

dim ppで終るこの行進はどうしてもただ高揚するためのものとは思えません。
1945年、終戦とともにありとあらゆるおぞましいものが白日にさらされました。

絶滅への行進。
そう思うと、全体はセレナーデの名を借りたレクイエムと思えてくるのです。


イベールの協奏曲第二楽章

2020-02-05 23:35:23 | 名曲
ハカラメ 葉から芽 マザーリーフと言いうそうです。
セイロンベンケイソウが正式な名前だそうですが、子宝草とか、ミラクルリーフ ハッピーリーフと呼ばれているそうです。

イベールのフルート協奏曲は1932年から1934年に渡って作曲されました。
1楽章と3楽章を作曲した後、イベールの父親が亡くなりました。

その後、何ヵ月かイベールは作曲をせず、しばらくして書き上げたのが第二楽章だそうです。

その影響ははっきりとは言及されていませんが、その曲想は1楽章や3楽章の生命力と熱のある感じと違って、穏やかで、異世界を漂うような感じです。

喪失の悲しみと、美しい世界への誘い、最後は別れと癒し、希望。

そんなものをこの楽章から感じます。
死は誰にも訪れます。
どんなに地位があろうが、知識や技術や成果があろうが、個体としての体は終わります。

目にはまだはっきりと見えないもの、暮らした空気や記憶、生命を繋いで行くことは終わらない。
そんなことをこの曲から感じるのです。
 

小田原は春の気配

2020-02-04 22:44:14 | 日記
相模原で義父を送った後、レンタカーで夫が小田原まで送届けてくれました。
運転手は長男ですが…。

小田原城は外から拝んだだけですが、春の気配でした。


お堀のそばで梅が満開。

小田原の魚市場は最近人気で、車が 近づけないほど混雑しているそうです。

平日月曜日なので、空いてはいましたが、それでも人気の魚料理店の前には行列ができていました。

新幹線が来るまでの短い間。
ひもの屋さん に入って お土産の揚げと 金目鯛の 干物を買いました。

夫は海老名にレンタカーを返しに行って、まだ東京で仕事。
揚げは母に、金目鯛は次男とさっき食べました。


菜の花とお味噌汁、湯葉餡掛け丼付き。
おいしゅうございました!

さて今日は、練習、練習。
休んだ分を取り返します。



義父

2020-02-04 00:33:28 | 日記
30日に義父が亡くなりました。
夫が船橋の病院に着いた時にはもう亡くなっていたそうです。

85歳、 一人暮らしが長く エンディングノート を残しておられて そこには「 お葬式も何もいらない。 お香典もいらない。できるだけ お金をかけないで送って ください。」
と書いてあって、 お墓も 自分で 立てておられました。

焼き場が混んでいてすぐには焼けなかったので夫は一度帰って、2日に次男と先発。
私は、2日はギターとの合わせがあったのと父を 見なくてはいけなかったので 片付けてから 松井山手から 直Qバスで京都駅 今で出て新幹線に乗 りました。
東近江に住んでいる 長男と 米原で合流。

小田原からロマンスカーに乗って 海老名へ。
海老名に着いたのは 午後 10時半ぐらい。

連絡したら ホテルの近くの居酒屋で 飲んでいるので 来てくださいと言われました。

長男の ガリガリ君チューハイ。
新幹線の中でお弁当を食べて食欲はないですが アルコールは別のようです。
夫もよく飲みます。

飲めない次男と私 は ネギ焼き食べました。

急だったので 海老名のビジネスホテルしか取れなかったそうです。
斎場は9時半から 8時に レンタカー を借りて ひたすら走ってギリギリ間に合いました。

簡単にと言っても 役所関係の手続き 家じまい など まだまだ残っています。