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秋の交響曲

2023-10-13 21:05:00 | ロマン派
蟲鳴くや 花露草の 晝の露
        正岡子規
露草は、万葉集にも読まれた東南アジア原産の花。古くは月草と呼ばれていました。

病院の庭に萩も咲いていました。

秋風は 涼しくなりぬ 
馬並(な)めて いざ野に行かな 
萩の花見に
   万葉集 作者不詳
萩は Lespedeza bicolor
    var. japonica
名前も日本原産。
両方とも秋の季語ですが、結構暑い時から咲いています。

それでも見たら秋の気分になってきます。
中秋の月にすすきと月見団子と萩や露草を備えたそうです。

「秋の交響曲」はヨハネス マルクス(1882-1964年)オーストリア=ハンガリー帝国 グラーツ生まれ、オーストリアグラーツ没(カールマルクスとは関係ない)


1921年39歳の時の作品です。

父の希望で法学部に入りますが、哲学、芸術史に移り、父と決裂します。
26歳から作曲。
150曲の作品を残しました。

1914年から1917年までウィーン大学の音楽理論の教授になります。
1922年ウィーン音楽アカデミーの院長になります。
1932.33年にトルコ政府の委嘱でアンカラ音楽院の設立に寄与します。
1922年ウィーンで初演されました。
全67分の大作です。

ヨーゼフ マルクスの公式ホームページ
http://www.joseph-marx.org/en/herbstsymphonie.html#top
「秋の交響曲」
第1楽章 A Song to Autum(秋に寄せる歌)
第2楽章 Dance of the Noonday Spirits(真昼の精霊たちの踊り)
第3楽章 Autumnal Thoughts(秋の想い)
第4楽章 Poem to Autum(秋に寄せる詩)

第一楽章「秋に寄せる歌」




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2 コメント

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ツユクサ (takan32)
2023-10-13 23:52:28
久米さんへ、ツユクサの黄色に見えるのは偽りのオシベです。花粉がいっぱいついている本当のオシベは長く伸びているものです。
今週、放送されたNHK Eテレ 道草さんぽで解説していました。♪
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-10-14 06:11:13
@takan32 さん、へー!露草のオシベ、そうなのですね😯
知らなかったです。ありがとうございます🙇
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